修道女マリアは父親から、自分の部屋に隠しておいた手紙を燃やしてくれと頼む一通の手紙を受け取る。
その手紙はすべて、ケプラーという見慣れない名前の人物から送られていた。
太陽が地球の周りを回っていると信じられていた1598年、数学者でイタリアの大学教授であるガリレオは、ドイツの数学者ケプラーに「宇宙の神秘」という本と宇宙に関する研究を提案される。
ガリレオは一度拒絶するが、粘り強いケプラーの説得によって、彼の仮説が誤りであることを証明するための研究を始める。言及さえタブー視されていた地動説を当てはめれば、この荒唐無稽な仮説が正しいかもしれないという答えに導かれるが…。
登場人物
ガリレオ・ガリレイ
有名な天文学者であり数学者。ある日ケプラーという見知らぬ数学者から送られた1通の手紙をきっかけに、危険な研究を始める。
ヨハネス・ケプラー
若き数学者。唯一返事をくれたガリレオに、真実を知りたいと宇宙の研究を提案する。
マリア
ガリレオの娘で修道女。ある日父親から手紙を受け取り、生涯研究ばかりの学者だった父親がなぜ異端に追いやられるのか、疑問を持ち始める。
(以上インターパークより)
というわけで、字幕シリーズ第3弾です。
恒例の諸注意です。
素人の趣味レベルであることはご存知の通り。
試演のため俳優が入れ替わりで演じていますが、登場人物は3人しかいません。シマシマがケプラー。
音量が不安定。調節してください。どうも楽曲部分と会話部分の差が大きい。
試演ではなく練習室風景のところが1ヶ所あります。2ヶ所ほど2019年の映像も使っているので、上のキャストじゃない人も出てくるかも。
注意じゃなくてお詫びです。昨年のシデレウス関連の記事を書き加えたので、お知らせ設定によっては煩わせてしまったかも。今回が初めてじゃないですが。すみません。
舞台は照明がとても綺麗で、宇宙を表す円を基調にした素敵なセットです。向かって右側はガリレオのいるイタリア。左側はケプラーのいるドイツ。舞台では数メートルですけど、実際は800キロくらい離れてる?もっと?
会話が行き交っているかのように進行しますが、実はすべて手紙でのやり取り。舞台上では1時間ほどでも、実際には10年くらいかかっているらしい。現代の時間感覚では想像もつきません。
現代感覚と言えば、違和感あったのはガリレオの年齢。演じる俳優が若すぎるのでは?と思ったのです。「老いてしまった」みたいな歌詞もあった気がするので。
生誕は1564年。ケプラーからの手紙を受け取った時は34歳くらいだったんですね。全然若いじゃん!当時の寿命を考えると(知らないけど)、今より早く大人になって老人になったのかもしれない。亡くなったのは1642年というから78歳。なんだ、長生きだな!
ケプラーは1571年生まれなので、7歳年下。こちらは1630年の59歳で亡くなっていますね。
俳優さんたち、どちらかと言えばイケメン偏差値高めで、そんなところも嬉しいですが、実力偏差値も高めだと思う。
昨年のマリアはナ・ハナちゃんの歌うまに驚きましたが、もう1人のマリアは私的には好みではなかった。今年のマリアは2人とも甲乙つけ難く、素晴らしい歌声です。
作品として弱いところの無い、バランスの取れた秀作です。インターパークの評点は9.5の〈ルドウィク〉や〈マリーキュリー〉より少し高い9.7点。気に入って頂けたら嬉しい。
では肝心の再生リストです。どの経路で再生するかによって、字幕が見えないことがあるらしいので、リンクをコピペするなどして直接YouTubeアプリで見れば間違いないかもしれません。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLQE1fSh2vbqimUVgbxAXEe95TI3wB89Qb