6 道化師〈ザ・テイル〉 | 韓国ミュージカルを 訳しまくるブログ

韓国ミュージカルを 訳しまくるブログ

韓国ミュージカル
全ては自分の予習復習のため
(注意: 目標はネタバレ100%)
近頃はメモ付き写真アルバムとしても使用中。

ジョン:(小説を手にしてコートを取り)出版社を訪ねて、どういうことなのか話を聞いてみます。あなたの権利について望むことがあれば書信を送ってください。

 

バイロン:私の発行人ジョン·マレーなんだが。私は彼を通じてだけ作品を発表するのだよ。 

 

(ジョン、ドアの前で足を止める)

 

バイロン:この雑誌を見て彼を訪ねたが、彼も当惑していた。そして面白い話をしてたなあ。3年前に私の情報を受け取る代価として主治医にお金を渡したと言うんだ。

 

ジョン:お金のためではありませんでした。

 

バイロン:ああ、500ポンドで私を渡したユダ、ブルータスだと悪口を言うつもりは全くない。

 

ジョン:お金は返しました!ロンドンを発つ前にです。

 

バイロン:心配するな。私は慈悲と寛大さにあふれる人間だから。 ジョン·マレーについての話は気にしなくてもいい。 

 

(バイロンはジョンにワインを渡す)

バイロン:私に接近する人たち、私の周囲の人たち、長い間働いた使用人たち、みんな同じことをしたから。 

 

(バイロン,ジョンにワインを一緒に飲もうというジェスチャーをする。ジョン、ワインを飲む。)

 

バイロン:そうだ、私の話はいつも高値で売れる。噂のバイロン!好事家たちの食事のお伴、バイロン!これで私が酒を飲まずにいられると思うか?

 

ジョン:水よりもワインの方をたくさん飲みましたね。心臓に無理が来るという主治医の忠告にもかかわらず。

 

(バイロン、突然ジョンに近づき)

「水が、その主人に会うと顔を赤くした」

 

(バイロン、窓の隙間から外を見る。)

ここは悪くないな。私たちを見物する人間がいないから。

 

ジョン:あなたと一緒にいた時は窓を開けた記憶がない。

 

バイロン:皆が私の一挙手一投足に関心を持ち、私を盗み見て騒いでいた。

 

ジョン:ディオダティ荘に到着してからはもっとひどくなりました。観光客が私たちを望遠鏡で注視していた。

 

バイロン:あの頃の私はまるで動物園の猿になった気分だった。

 

ジョン:そうすればするほど、あなたは闇の中に身を隠した。コウモリのように。

 

バイロン:そんな私のために主治医が出した良い処方箋が思い出されるな。

 

ジョン:あの時、私はいい事を思いつきました。それはまさに私があなたの服を着てバイロンになりすます事。

 

♪♪♪

(バイロン)人生は歩いていく影

しばらく舞台の上をうろついて

噂もなく消える哀れな俳優

 

(ジョン) 衣装を着けて舞台に上がれ

(バイロン) 仮面をかぶって演技を始めろ

 

バイロン:(ジョンを演じながら)先生、不思議ですね。 めちゃくちゃな生活習慣と過度な飲酒にもかかわらず、まだまだ元気に生きていらっしゃるのを見ると。

 

ジョン:(バイロンを演じながら)君は私を治療しに来たのか、それとも私の神経を逆撫でするために来たのか?

 

バイロン:当然…前者です。

 

(二人は過去に戻ったように微笑む)

 

(ジョン) 誰にも分かりっこない

真実が何なのか

 

(バイロン) 誰にも分かりっこない

私たちが誰なのか

 

(ジョン) あなたが私で

(バイロン) 私が君なのか

(一緒に) 誰にも分かりっこない

 

ジョン:私がジョージ·ゴードン·バイロンだ!

 

バイロン:天下の好色漢、悪魔主義者、浮気者、アヘン中毒者がこの人だ! 

 

(ジョンとバイロン、笑って酒を飲み干す。)

 

バイロン:先生、詩を書いてみたんですが···。一度見てくださいますか?

 

ジョン:(詩を読み上げながら)ふむ… 伝えたいことは何かね?権威と慣習にとらわれており、荒唐無稽で実体がなく虚しい! 

 

バイロン:どういうことですか?

 

ジョン:正直ではないという意味だ。頭ではなく心で書かなければならない。君の中にあるその何かを取り出してね。

 

バイロン:私の中の何か... 

 

ジョン:どうせ君はジョージ·ゴードン·バイロンにはなれない。いくら努力しても、何をしても、ジョン。

 

バイロン:それは···。 

 

ジョン:しかしジョン·ウィリアム·ポリドリーにはなれる。

 

バイロン:(熱烈な表情で)ジョン·ウィリアム·ポリドリー!

 

 ♪♪♪

(一緒に) 人生は歩いていく影

しばらく舞台の上をうろついて

噂もなく消える 哀れな俳優

 

(バイロン) 仮面の陰の本当の顔も

(ジョン) 幕の後ろ側の本当の話も

(一緒に) 誰にも絶対に分かりっこない



(ジョン、何か霊感が浮かんだように詩を書く)

 

ジョン:「路なき森には喜びがあり」

 

バイロン:「寂しい岸には歓喜があり」

 

ジョン:「誰も侵さぬ深い海には」

 

バイロン:「その歓声の楽の音に友がある」

 

ジョン:「このような私たちの出会いを通じて」

 

バイロン:「現在や過去の自分から退き、宇宙と入り混じって」

 

一緒に:「表現することはできないが、完全に隠すことができないものを感じる! 」

 

ジョン:何かが浮かんだ時、今のように胸の中で火花が散る感情を忘れてはならない。詩とは…

 

一緒に:強力な感情の自発的氾濫だから!

 

(お互いを見て笑う)

 

♪♪♪

(ジョン) 見たいように見ろ

(バイロン) 聞きたいように聞け 騒げ

(ジョン) 騒げ

(一緒に) 私たちを楽しめ

 

(一緒に) 私たちはただこの舞台で

道化師として残って

踊りながら歌うだけ

人生は歩いていく影

(バイロン) しばらくの間 舞台の上を

(ジョン) うろついて

(一緒に) 噂もなく消える 哀れな俳優

 

(バイロン、残りのワインを飲み干す。まるで子供のように喜ぶ)