(バイロン、興味を持ったようにジョンに近づく。)
久しぶりだな。君のその目つき。確信に満ちた目つきだ。私の主治医になることができたその目つき。
ジョン:あの時、主治医の募集広告を見るのではなかった。
バイロン:豊富な社会経験と文化的素養を備えた人物だけが志望しろと書いたんだが。
ジョン:エジンバラ大学の最年少首席卒業生なら十分ではありませんか?
バイロン:ああ、そうだった。君が夢遊病の論文で博士号を受けたんだったな。そんな素晴らしい方が、なぜ私のところに来たんだろうか?
ジョン:好奇心。誰もが恐れるジョージ・ゴードン・バイロンに対する、好奇心。
バイロン:好奇心?
ジョン:あなたに会うためパーティーに行った時、上院議員たちはパーティを楽しんでいて、しばらくして興奮したあなたが入ってきた。
『さあ、皆さん、楽しんでいらっしゃいますか。機械破壊防止法の制定を成功させた、尊敬すべき親愛なる同僚上院議員の皆様!あなたたちが人間の魂を壊す法案を作るなんてとても信じられない。』
あなたはますます興奮し始めた。
バイロン:機械が人間の座を奪っています!やっと見つけた働き口から追い出され、道端に追い込まれ、空腹で死んでいくこの状況!
ジョン:人々があなたを見て関心を持ち始め、あなたの満足そうな笑顔を見て私は悟りました。
♪♪♪
(ジョン)
あなたが愛するのは あなたの激情
英雄になりたい その心
仮面の裏に 隠れた顔
それは偽善者
(バイロン)
小僧め 笑わせるな
勝手に勘違いするな
知らないくせに ほざくな
君は私を知らない
(ジョン)
僕はあなたを知っている
(ジョン/バイロン)
錯覚しているのは そっちだ
(バイロン)
人々には必要だ 理想郷
(ジョン)
革命家と称えられるのが望みですか?
(バイロン)
人間の時代を 守らなければならない
(ジョン)
あなたは人々を欺瞞しようとする
バイロン:おい、それなら彼らの主張が正しいのか?あの高い壇の上で威張る人間たちのことだ。
(バイロン)
あちこちに群がる低俗な連中
鼻持ちならない口ぶりで
媚びへつらうような笑い方をする
(ジョン)
そうだ、分かっている
(ジョン/バイロン)
あなたは絶対に (私は彼らの中にいるが)
彼らの一人にはなれない
あなたはいつも夢の中で生きる (妥協できない)
(ジョン)
あなたの演説は 答えのない扇動にすぎず
(バイロン)
人間の自由を望むだけ
(ジョン)
世界は変わった
(一緒に)
あなたは人々を錯覚させる
(ジョン/バイロン)
政治は現実 夢ではない (理想を提示するんだ)
政治は小説ではない 現実 (完全な世界)
あなたは詩人 世界を詩で見る者 (新しい理想)
実体がない 理想 (そうして)
あなたはいつも (私はいつも)
その世界で生きる
(ジョンはバイロンを正面から見つめる。)
バイロン:君は私が怖くないのか?
ジョン:夢の中だけで生きる人を恐れる理由はありません。
バイロン:あの頃の私は、私を恐れない人物が必要だった。だから君を採用した。