密かにレッドブックを読むブラウンは、本の中の内容に夢中になり想像し始めます。
[ブラウン]
少年と少女が一番好きな趣味は
まさに想像だった
[アンナ、ブラウン]
毎晩彼らは古いベッドに乗って
見知らぬ所へ冒険に出た
[アンナ]
じっと目を閉じて お互いの手を取って
古いベッドに乗り 見知らぬ冒険に出る
星明かり輝く夏の夜
私たちはジャングルにいる
[アンナ以外]
広大な木々や 茂った森
熱い君と僕 燃える僕ら
[アンナ]
少年は少女の顔を そっとなでた
この時 どこからか
猛獣の鳴き声が聞こえてきた
[アンナ以外]
雷が吹き荒れた ある冬の夜
私たちは 野原を歩いてる
野花で編んだ指輪をして
お互いを感じて愛を誓い合う
[アンナ]
少女は少年の唇に キスをした
空では雷鳴とともに
大粒の雨が流れ落ちた
[アンナ以外]
もう過ぎてしまった過去から
まだ来ない未来まで
どんなに遠くにある所でも
誰も知らない所でも
じっと目を閉じて 古いベッドに乗って
互いの手を取って 見知らぬ冒険に出る
[ブラウン]
やめろ!終わり!終わりだ!
[アンナ以外]
またある日は 太平洋の真ん中で
海賊と親分になって
[アンナ]
一歩一歩 一歩一歩
高価な宝物を目の前に
お互いに刃を向けて
[少女]
宝物を放棄するなら命だけは助けよう!
[少年]
これしきの宝物なんて
いくらでも諦められる!
代わりに!
[少女]
その代わり?
[少年]
君が欲しい
僕の宝物は君だから
My precious
[少女]
なんて欲張りなの!
[アンナ以外]
またある日は 地中海の深い海
一対のワカメとなって
冷たい波に身を任せて
ふにゃふにゃ誘惑の踊りを踊る
シャバラバラバシャ
シャバラバラバシャ
シャバラバ シャバラバ
シャバラバ シャバラバ
幼い頃の記憶から
今浮かぶ想像まで
どんな遠くにある所でも
誰も知らない所でも
じっと目を閉じて お互いの手を取り
古いベッドに乗って 見知らぬ冒険に出る
誰も知らない冒険に出る
シャバラバラバシャ
シャバラバラバシャ
♪♪♪
こうして…レッドブックの魅力にはまるブラウン。
アンナを懐かしんでいたブラウンのオフィスに突然アンナがやって来ます。
ブラウンに借りたお金を返し、小説の中のフクロウはブラウンではないと言って去ってしまうアンナ!
二人はいつ頃仲直りできるでしょうか...?
最初「実に変な女」の前半に挿入しようと思ったんですが別にした方が良さそうなので、ウォングンさんの動画は次のページに押し出されてしまいました。頂いたコメントがウォングンさん絡みだったりするので、おかしな事になってしまってすみません。