ピエールの死/エピローグ | 韓国ミュージカルを 訳しまくるブログ

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全ては自分の予習復習のため
(注意: 目標はネタバレ100%)
近頃はメモ付き写真アルバムとしても使用中。

ピエールが馬車の事故で死んだと知らせが来る。


一人で実験室にいるマリー。ピエールの幻と語り合う。


痛くはなかったか、悪くした膝のせいで馬車を避けられなかったのではないか?


穏やかに答えるピエール。膝が良くても悪くても結果は同じだったろう。これからは君がすべき事をする時だ。冷静に問題を見て。もうこれ以上は無理だと力を失うマリーを励ます。


実験室でピエールの解剖を行うことにするマリー。泣きながら実験記録をつけ始める。マリーの肩を抱くピエール。



公式発表をするマリー。

ラジウムについて全てが明らかになってはいないが、人体に悪影響を与えるのは確実だ。ピエール・キュリーの解剖の結果、ラジウムによる足の損傷のため馬車を避けることができず死亡に至ったとみられる。


同様にアンダーク従業員たちの死因は梅毒ではなく、ラジウムに触れ放射線にさらされ発病した事が原因である。




新しい「プロメテウスの火」を米国の投資家に売ろうとしているルーベン。別のパラダイスを作ろうと目論んでいる。




再び、年老いたマリーがイレーヌに語りかけている。

発表にもかかわらず、ラジウムの危険性を取り上げた記事は一つも無かった。約束を守れなかった。アンヌはひっそりと姿を消し、それ以来会っていない。


数日前にソルボンヌ大学へ送られてきた手書きの周期表をマリーに見せるイレーヌ。マリーとアンヌの名前が空欄に書かれている。汽車での出会いを思い出すマリー。


死ぬかもしれないと知りながら実験室を再開した時、既に約束は守られたと手紙で伝えるアンヌ。


女性初として成し遂げた数々の業績。ずっと見守っていた。それは私の知っているマリーの姿。多くの女性の未来を開いた。そして多くの人の命を救った


お疲れ様でした、とマリーをいたわるイレーヌ。そしてアンヌ。




イレーヌは葬送の挨拶で、マリーは素晴らしい母であり科学者だったと語り、最後の言葉を人々に伝える。

「死因は再生不良性悪性貧血。長期間放射線に露出していたことが原因と思われる。解剖により正確な死因が明らかにされるように。何事も隠されず除かれもせずに。」


そのようにマリーの人生は終わった。