こうしてもいいではないか 〜 SW | 韓国ミュージカルを 訳しまくるブログ

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韓国ミュージカル
全ては自分の予習復習のため
(注意: 目標はネタバレ100%)
近頃はメモ付き写真アルバムとしても使用中。

(時調大判書のホングクが王に出来合いの時調を聞かせている。王の耳にもコルビンダンの評判が届いている。王は人々が求めている朝鮮時調自慢を復活させてはと提案するが、大判書始め大臣たちに反対されて提案を引っ込める。)
 
 
골빈당, 그자들은 역적의 집단입니다. 
ホングク: コルビンダン 。あやつらは逆賊の集団です。
 
♪♪♪

시조 금지, 엄격한 통제, 강화된 처벌과 

時調禁止、厳格な統制、強化された処罰と法

 

굳건한 조정과 나라를 위한 정책

強固な朝廷と国のための政策

 

강성한 나라 위해 필요한 국법을

強盛な国のために必要な国法を

 

비난한 무례한 족속들

非難した無礼な輩ども

 

시조를 통해서 전해지는 소문이

時調を通じて伝わる噂話が

 

조정과 왕권을 위협합니다

朝廷と王権を脅かします

♪♪♪

 

 

그게 사실인가?

王: それは事実なのか?

 

그들은 상왕전하를 시해한 참오의 배후세력입니다. 

大臣: 奴らは先王のお命を奪ったチャモの背後勢力です。

 

그렇다면 당장 군사를 풀어 

그 진상을 조사해야 되는 것이 아닌가?

ならば直ちに軍を差し向け

その真相を調査すべきでは?

 

전하 자고로 큰 나무는 작은 바람에 쉬 흔들리지 않는 법이옵니다. 나라에서 크게 동요하는 모습을 보인다면은 백성들은 소문에 대한 더 큰 의심을 하게 될 것입니다. 

王様、古来大樹は少しばかりの風にたやすく揺らがないものです。国が大きく動揺する姿を見せれば、民は噂についてさらに疑いを抱くようになるでしょう。

 

과인은 대체 어찌 해야 좋은가?

余はいったいどうすれば良いのだ?

 

 

도처에 위험이 도사리고 있습니다. 

도청부와 한성부의 군사를 통합하시어 그 지휘권을 대판서에 위임하소서. 

大臣たち:至る所に危険が潜んでいます。 

都摠府と漢城府の軍事を統合し、指揮権を大判書に任命なさいますように。

 

허나 판권의 분리는 견제와 안전에 그 뜻이 있지 않는가?

그걸 통합하라니!

しかし、兵権の分離は(互いの)牽制と安全にその意味があるのでは?それを統合しろとは!

 

나라의 안위를 지키기 위함입니다. 통촉하여주시옵소서. 

国の安寧を守るためでございます。どうかお聞き入れくださいませ。

 

경의 뜻대로 하시오.

卿の考えどおりにしなさい。

 

성은이 망극하옵니다. 

誠にありがたき幸せでございます。

 

 

♪♪♪

시조의 나라, 힘없는 조선

時調の国、力のない朝鮮

 

이대론  나라의 미래는 없어

このままでは この国の未来はない

 

허수아비 왕, 우매한 백성들

案山子の王、愚昧の民

 

나라를 위해선 희생이 필요해

国のためには 犠牲が必要だ

 

(0:45〜1:17)

 

이런들 어떠하리, 저런들 어떠하리

こうしてもいいではないか 

ああしてもいいではないか

 

백성의 원성이 높아진들 어떠하리

民の怨声が高まったとしても いいではないか

 

위대한 조선을 일으키리라

偉大な朝鮮を起こすのだ

 

강성한 국가 위한 희생일

強盛な国家のための犠牲に過ぎない

 

 

나라를 위협한 역적 자모와 골빈당의 무리들

国を脅かした逆賊チャモと コルビンダンの輩ども

 

혼란의 역병을 퍼트린 너희는

混乱の疫病を撒き散らしたお前たちは

 

죽음과 피로써 죗값을 치르리라

死と血で罪を償うことになる

 

 

이런들 어떠하리, 저런들 어떠하리

こうしてもいいではないか 

ああしてもいいではないか

 

역사는 오로지 승리자만 기억하겠지

歴史はただ勝利者だけを記憶するだろう

 

이몸이 죽고 죽어 일백 고쳐죽어

この身が死んで滅びて 百回また死んでも

 

시간은 흘러써 나의 뜻은 세워지리

時は流れ 私の志は立てられるだろう

 

강대한 국가를 일으키리라

強大な国家を起こすのだ

 

위대한 역사, 나의 손으로 세우리

偉大な歴史、私の手で作る

 

 

(ホングクはジョノを呼んでダンという若者とコルビンダンの調査を命じる。ジョノは朝鮮で堂々と暮らすための身分札を手に入れたいので、ホングクの下で影のように働いている。)

 

 

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이런들 어떠하리, 저런들 어떠하리

こうしてもいいではないか 

ああしてもいいではないか

 

これはイ・バンウォンが、高麗時代最後の忠臣ジョン・モンジュを朝鮮王朝に引き抜こうと送った詩調『何如歌』の一部だそうです。答歌の時調は以下のようなものだったとか。

 

이몸이 죽고 죽어 일백 고쳐죽어

この身が死んで滅びて 百回また死んで 

(そうしても高麗の王に対する忠誠心は変わらない)

 

イ・バンウォンは後の朝鮮第3代国王、太宗。世宗(セジョン)の父。ミュージカル〈世宗,1446〉にも登場します。先日観た時に太宗が上のフレーズを歌ってたので、同じだーと思ってたんですが、作者だったのか。

 

ドラマだと〈根の深い木〉にも登場しますし、〈六龍が飛ぶ〉ではユ・アインが演じてました。他にも山ほどあるんだろうと思います。