俳優と一緒にミュージカルの魅力をお届けする「熱い視線」! 今日の作品は?画面をご覧ください。
[イタリアの海辺の小さな町 "マナローラ"]
[成長した友 3人の再開]
[生まれて初めて感じる 愛と言う感情]
[次第に視力を失っていく 彼女のための選択]
[僕の愛が君の光になれるんだったら…!]
[穏やかで暖かい ヒーリングメッセージ]
[ミュージカル〈君のための文字〉]
(邦題 When you close your eyes)
出演なさっているカン・ピルソクさんと一緒に作品を見ていきます。よくおいでくださいました。
ずっと前から出演はいつだとファンの皆さんから強い要望がありました。挨拶をどうぞ。
P: ミュージカル俳優カン・ピルソクです。〈君のための文字〉ではトゥリーを演じています。
私はカン・ピルソクさんで記憶に残る作品がたくさんあります。光化門恋歌、ナナヒン、バンジージャンプするなど。胸の痛む姿を見せてくれたのが印象的でした。賞も受賞されましたね。
[3年前デビュー15年ぶりに初めて男性優秀主演賞]
賞を受けられた時に涙ぐまれていた記憶が…
P: あの後泣き虫だとからかわれました
あの涙をもう一度見せてもらえませんか?
妖精というあだ名があるそうですが
女性ならあると思いますが、妖精とはなぜ?
P: 面白がってつけたんじゃないですか?
説明するのも照れくさいでしょう?
P: 僕が妖精のようだから妖精と付けたんじゃなくて
あの頃、似たようなあだ名が多かったんです
すごく逞しい俳優に'少女'とつけたり
最初はなんで?と思いましたが
この頃は僕も楽しんで受け入れてます
じゃあ今これから妖精さんと呼びましょうか
P: だめですよ!やめてくださいよ!
それでは妖精カン・ピルソクではなく、トゥリー・カン・ピルソクとして、〈君のための文字〉がどんな作品なのか紹介してくださいますか?
P: イタリアの小さな町、マナローラで繰り広げられる話です。幼い頃一緒に過ごした3人の友達が、反発しながらもお互いをとても思いやる…
[説明はここまで‼︎]
トゥリーの説明と共に画面で見てみましょう。
[家の外に出ず、人に会うのも嫌いなトゥリー]
[ひたすら発明だけに没頭していた頃]
なぜ妖精と言われるのかわかるような気がしますね
眼差しが…地上の人じゃないみたい
人じゃないと言うから動物が思い浮かびました
鹿みたい
表情が妖精ですよ
何というか表情で観客と共感している感じがします
だからファンのみなさんはカン・ピルソクさんが好きなんじゃないでしょうか
[ある日突然現れた1人の女性]
[幼い頃の思い出を共有するカロリーナ]
[童話のような舞台で繰り広げられる物語]
セットがすごく可愛らしいんです
イタリアを旅行しているかのような感じで
階段や街灯、屋根、花が溢れていて
劇場の周囲を花で飾ってあります
僕のイメージの中のイタリアのようで凄く良かったです
マナローラが仮想の街じゃなくて実在するそうですね
イタリアで有名な海辺の街が5ヶ所あるそうですが、そのうちの1つだそうです
[美しい街で3人の友達が作っていくエピソード]
夕立!
夕立とは降雨の強度が突然大きく変化する現象で…$@#^#€@
ちょっと!ちょっとすみませんけど!僕たちちょっと会合中なので、少し静かにしてくれませんか?
あー、こっちも会合中だ。
ドミニク、今日はあなたが最初に読んでくれる?
「突然晴れた空から雨粒が1粒2粒落ち始めた…」
このシーンが本当にやっていても面白いんです
夕立をテーマにして2人の作家が文章を書こうとしているシーンですよね?
ファン・スンウォンさんの夕立?
P: ただの夕立です
イタリア人がファン・スンウォンさんの夕立を知ってますかね?
あ、イタリアだった!
P: 文化系と理科系の対決シーンなんですよ
夕立をテーマに、1人は感傷的な話をして、1人は夕立という現象について話します。
[感傷vs科学で解きほぐす夕立]
[2人の男の対決に火が付き始めたが…]
[一歩も後に引けない 夕立の戦い!]
実話を背景にした物語なので観客も共感しやすいようです。実際にカーボン紙を発明した人です。
ですがトゥリーとキャロリーナが恋人同士だったのかについては説が多いです。伯爵夫人の手紙だけが残っているんですが、そこには「親愛なる友トゥリーへ」とだけあります。その後2010年だったか、これを題材にトゥリーを恋人にした小説が出版されました。そしてついにミュージカルとして花開いたんですね。
P: 僕、その小説の話初めて聞きました。
一応専門家なので。
トゥリーって、奇人変人な感じで、これまでのキャラクターととても違いますね。
P: 楽しいですよ、だから。
ああ、だから楽しいんですね。どちらのイメージに近いですか?トゥリーと…。
P: トゥリーに近いと思います。
トゥリー?カン・ピルソクは?
だからですかね。舞台ですごく幸せそうに見えました。
トゥリーという役を今は楽しそうにお話になりますが、実際は演じるつもりはなかったと聞きましたが
P: それはですね。実際はとてもワクワクして、すごく良くて、やりたいと思ったんですけど、実は僕が不惑を過ぎたんですよ。(40代になった)
P: だからこの作品を僕がやったら果たしてそれが作品のためになるのか、そう思ったんです。作品に対して。活気のあるエネルギーが舞台に溢れたら良いだろうと感じたわけです。台本を見たときに。これは僕より舞台を引き立てられる俳優がいるんじゃないかと。そう思ったんですが、内心やりたい気持ちがおさまらないので、僕は違う、落ち着けと。
両側で戦いがあったわけですね?
P: ですが結局負けてしまいました。
僕みたいな人間だったら、お金がもらえるんだったら無条件でやりますけどね。
決定的に、年だからやらない、から、やろう!になった瞬間というのは?
P: メッセージに注目しようと思って。これは年齢に関係なく何歳の人がやっても感動的な物語だという気持ちになりました。だから勇気を出してやらなければ、メッセージを良く伝えようと。
題名が〈君のための〉ですよね。君のために始めたこと。「偉大な仕事」が愛のために成就した、こういうことが多いですね。以前はなかったものを生み出したり。そういうことにも感動します。
(中略) 13:20
[つっけんどんなトゥリーの前に現れた女性キャロリーナ]
そのドア、なんで開けっ放しなんだ?
ここがいくら安全なマナローラだと言ったって、絶対に開けっぱなしはダメだ。危険はいつどこからやってくるか分からないんだぞ!ドアが開いてたら…
あなた今、私の心配してくれてるの?あ〜!
違うよ、自分の心配をしてるのさ。(訳注: 君の家に入った泥棒が調子に乗って僕の家にまで入るかもしれないじゃないか!と続いたと思います。)
実はこの作品を見たとき、セットのドアが本当に壊れているのかと思って、見ていてドキドキしたんですよ。
舞台上でも壊れている設定だったんですよね?
[実感のあるドアの故障演技]
P: 初日にドアがきちんと閉まってしまったんですが、失敗でした。
[トゥリーの発明品を喜ぶキャロリーナ]
[キャロリーナの笑顔に幸せを感じるトゥリー]
喉の管理にどんなことをされますか?
P: 水をたくさん飲みますね
[突然水を飲み始める出演者]
僕らも水は飲むのにどうして声が違うんだろう
P: 本当にたくさん飲まなきゃいけません
[生まれ持った声帯と努力も必要ですよね
]

作品の雰囲気もとても良いし、俳優同士の関係も楽しそうですね。どうですか?
P: ええ、僕がこんなキャラクターをやるなんて、またあることでしょうか。後輩たちにも面白いみたいです。笑い声が多く出れば、雰囲気も自ずと良くなるものですよね。とてもいいです。
プロデューサーがキム・スロさんとキム・ミンジョンさんです。眼識がありますね。
お二人は大学路のミュージカルもたくさん作っています。お二人とも有名な俳優の出身ですので、様々な物語を作り出すのに必要な背景をお持ちなんじゃないでしょうか。
僕は音楽に関心が高いので、どうやって音が出るかと思ったら、2階にシンセサイザーと弦楽器がいるんですよ。
聞いたらライブ感があるんですよね。本当にそうだったのかー!ライブの音楽にしかない魅力ってありますよね。
ピルソクさんが最高だと思うナンバーは何ですか?
なんと言っても、タイプライターを見せながらキャロルに歌う歌がいいです。