モニターが9個ある。僕も9人いるな。チームになった気分だ。スピーカーも沢山ある。普通の公演場でこんなに使うことはないそうだ。監督が僕の声が良く聞こえるように頑張ってくれた。他にも色々注文して変更して苦労させたけど、こんなに素敵な舞台を作ってくれました。
前回のクムコン꿈콘はお互いの夢についてだった。あの公演で自分が変わった。当時は大変なこともあったが、あの時自分が自分の手を握ることができたから、今度は誰か他の人の手を取らなきゃと思うようになった。「僕が探していた、僕のLovers」親子、家族、友人、恋人、そんな人間関係を見ながら、これがLoversだなあと。外国では違う意味にも使う。少し淫らじゃないかと言われて反対された。恋人よりも親しい頼り合う関係もあると思う。すごく大変な時もあるから、そんな暖かい関係を表したかった。
最初に「연인 (戀人)」と言うタイトルは漢字でイメージしていた。他の人より大きな観念でイメージしてたのかも。
今はすごく便利な時代になって、昔なら手紙を書いたものだが、SNSとか色んなもので簡単に交流出来るようになった。良い面もあるが、手段が簡単になると気持ちまで簡単になるような気がする。心は簡単になってはいけないのに。だからこのラバーズでは、より暖かい気持ちを持てるようにしたかった。
今の世の中は、隣に住んでいる人も怖いし、上も下も怖い。昔は親戚付き合いで一緒にご飯を食べたりして。もう少し話してもいいかな?今日は時間が心配だから…。(ケンチャナー!)
ある日運転中に道端のお爺さんが目に入った。(多分ホームレス?) その日に限って気になったのでチラチラとミラーで見ていたら、通りがかりのおじさんが吸い殻を捨てた。するとお爺さんがそれをさっと拾って吸っていた。なんだか凄く心が痛んで、タバコを買って差し上げようか迷ったけど、運転中だしどこに車を停めるか、とか考えているうちに通り過ぎてしまった。
とても心苦しくて、自分も色々なことがあって辛いと思っていたけど、そうでもないのかも、もっと辛い人もいるんじゃないかという気もした。
多分みんなも心の中には暖かい物を持っていると思う。ただそれを行動で表せない。今日はもしかしたら本人も知らないものを表に引き出せれば良いと思います。当たり前の事だと言われてしまうかもしれないがひとりひとりが少しづつ行動を起こしていけば、小さな変化でも世の中を少しずつ変えていけるかもしれない。
そういう意味を込めて、隣に座っているのが知らない人でも、今日は特別に顔を見合わせてみるのはどう?今日は楽しくやろうねって挨拶してみて。 ははは。(客席からは照れ笑い)
そう言う意味を込めて隣の人と今日は手を繋いでみて。楽しみましょうって。(私の周囲では照れ笑いしながらも知らない同士、手を繋いで上に掲げました) おっ、繋いだの?ははは。
僕の歌にはピョル(星)がたくさん出てくる。これには理由がある。海や山は大自然と言う感じで自分を小さく感じたりする。星はそうではなくて、1つの星を見ると自分のようにも感じるし、たくさんの星を見れば僕たちのようにも思える。美しくもあり、寂しそうでもある。歌詞の中で単純に、僕たち、君、私、じゃなくて、出来るだけ綺麗に表現したかった。辛い記憶も美しい記憶に変えたかった。この後の曲にも星はたくさん出てきます。
僕のプレゼント受け取ってくれましたか?韓国では僕が一番最初に使った。今ではアイドルも皆んな使っているね。少し違う物をと思って一から開発した。試行錯誤を重ねて作ったので、多少気に入らなくても受け取って。
[7. 風が吹きますね の前後]
ラバーズは1年準備した。着想を得てからずっと内容を考えているところに、コマーシャルの提案を受けた。
デビュー間もなくお菓子のコマーシャルをやったことがある。あんな歌を歌ってたのに、とんでもない話だ。(その前の回では車のCMが最初で最後と言ってたので、お菓子のことは忘れていたのかも)
まさしくラバーズにぴったりの曲だった。先生にお会いできる絶好のチャンスだったし、自分が書いた歌詞ではないのに書きたかった言葉そのものだった。逃したくなくて受けた。タイミングやその他がぴったりハマったのだと思う。
ここにはいないけど、先生と一緒なつもりで歌いたい。最初先生のパートを皆に歌ってもらおうとしたけど、監督がマルドアンデというからボツになった。今ここで少し聞かせてくれる?(実際マルドアンデな結果。録音を使って正解)


