裁判長: 1616年2月26日、イタリアの数学者であり天文学者であるガリレオ・ガリレイに対する裁判を始める。ガリレオ。
ガリレオ: はい、裁判長。
シデレウス・ヌンチウスを通じて地動説を擁護したのは事実ですか?
現在の天動説では説明できない自然現象があります。ですから…。
事実ですか?違うのですか?
私の望遠鏡で実際に目で見た事実を書き留めたに過ぎません。
天動説は証明された神の摂理です。
決められた正解のための証明だからです。
地動説を擁護したのは事実ですか?
裁判長には、真理など重要ではないのですね。
既にあなたが原因で、異端に染まった人たちがいます。
父は異端です。神が裁判長のお考えになっているそのとおりであるならです。しかし恐れ多くもどんな人間が神の意志が分かるのでしょうか。恐れ多くもどんな人間が神を知ることができますか?
ケプラー: 尊敬する裁判長。私はドイツの宮廷数学者、ヨハネス・ケプラーです。
裁判官は一介の博士の発見に、ご自身が間違っていたことを、今後も間違う可能性があることを、認めることができないでしょう。もしそうであるなら教皇庁に対する不信と混乱だけが残るからです。
これは私1人が書いた本です。他の人たちは何の関係もありません!
それを判断するのはあなたの役割ではありません。私たちはあなたの周囲の人たちも、くまなく探し出す他はありません。
天文学と数学を研究する博士として、裁判官にお手紙を差し上げます。
自然現象に神の法則が宿っているように、
宇宙にも神の法則が宿っています。
父はただそれを知ろうとしただけです。聖書の解析も神学者という人間の解析であるだけ。
全ヨーロッパがガリレオの名と地動説を知っており
父を処刑するなら彼に対する疑心と質問が消えることはないでしょう。
人々は、すでに星からの便りを受け取り、それは消し去られることはありません。
我々は神の意思に従い異端を浄化します。あなたには最後の機会があります。主張を取り下げて今後それを主張しないと誓約してください。
私たちは 愚か者のように
強制された真実を 信じなければならないのか?
理性も 知性も 神のくださった能力なのに
なぜ! 神の名で否定しなければならないのか
止まっている 常識の時代に
短い単語 ひとつを投げる
静かな常識の世界を
私が動かせると信じたが
今は分かった 自分が失敗したことを
この巨大な真理の前に崩れ落ちた
今私は 真実の前に 立ち止まらなければならない
元気でいろよ 私の古い夢たちよ
元気でいろよ 私の古い星たちよ
私はこれから目を閉じて 鍵をかける
あの空 宇宙を 暗闇に閉じ込める
終わりが始まる
私、ガリレオ・ガリレイは地球が動いていると主張し、神を否定しました。しかし与えられた贖罪の機会を受け入れ、再び地動説を主張しないことを…誓約します。
お父さん。
ビルジニア、いったいお前がどうして?
父さんの本を読んだの。それだけ。
誰かが私を信じてくれるなら
星の便りを受け取ってくれたなら
私は 失敗したんじゃない
私は まだ生きている
元気でいろよ 私の古い夢たちよ
元気でいろよ 私の古い星たちよ
私はこれから目を閉じて 鍵をかける
あの空 宇宙を 暗闇に閉じ込めるが
新しく輝く光が刻まれた星は
消すことのできない答
隠すことはできない話
私は 星の便りを伝える者