マリア: シデレウス・ヌンチウス?
声: マリア、教皇庁はあなたの答信を待っています。
「ビルジニア、もし私に何かあったら2番目の本棚、3番目の仕切り。その後ろに隠してある手紙を燃やしてくれ」…なぜ?
マリア、ガリレオの異端行為について知っていますか?
父に限ってそんなはずはありません。
私に時間をください。
1599年、1600年、1601年。全部 ヨハネス・ケプラー?
いったいこの人は誰?なぜ手紙を燃やさなければならないの?なぜ私に何の説明もしてくれないの?
知らなきゃならない…。
「1599年、親愛なるガリレオ・ガリレイ先生」
[답장 返信]
ケプラー:幼い頃に見た
尾を引きながら落ちる流星雨
ずっと前のその夜
暗い空を照らした 僕の夢を込めた
1冊の本
「宇宙の神秘」?
できるだろ?できるさ!
5月13日、尊敬する公爵様、
私はグラーツ大学で数学と天文学を教えるヨハネス・ケプラーです。失礼を顧みず、公爵様に手紙を書いた理由。私が想像力を基に研究した「宇宙の神秘」を、公爵様に認めていただきたく手紙を書きます。
「5月20日、ヨハネス・ケプラー殿、あなたが何の話か理解に苦しみますが、これだけは申し上げましょう。紙を無駄にするのはおやめなさい。」
知りたくても知ることができず
見たくても見られない
世の中の誰も関心を持たない質問の数々
僕は今でも知りたい
5月22日尊敬する貴族様、6月13日立派な学長様、6月17日愛する助教様、7月16日親愛なるガリレオ・ガリレイ先生…
幼い頃を思い出す
尾を引きながら落ちた流星雨
とても綺麗で 告白の手紙を書いた
「もう一度、僕と会ってください。
返事を待っています。」
ガリレオ:ああ失敗だ、また失敗!
「親愛なるガリレオ・ガリレイ先生
私はドイツのグラーツ大学で数学と天文学を教える、ドイツに住むヨハネス・ケプラーです。失礼でなければ、イタリアにいらっしゃる先生に恐れ多くも評価をお願いしようと、拙著『宇宙の神秘』を同封しました」
これは何だ
見慣れぬ筆跡 知らない人
なぜ私にこんな手紙を送るのか
「宇宙の神秘」
「これまで私たちが知っていた宇宙の姿を考えてみてください。他の星が地球の周囲を回っていると言いますが、余りにも不規則です。単純な方が真理である可能性が高いと言います。だから私が考えたのはこの宇宙は、蜘蛛の巣だ!」
蜘蛛の巣?
これは何だ
ばかばかしい荒唐無稽な仮説
ばかばかしい荒唐無稽な仮説
根拠もない想像 何の価値もない
知りたくても知ることができず
見たくても見られない
世の中の誰も 関心を持たない質問の数々
気にする必要のない
中身のない たわ言に過ぎない
ケプラー先生
お送りいただいた「宇宙の神秘」は
印象深く読みました
「一緒に検討してみたいものですが
残念ながら仕事が山積みで」
ちょっと待って、先生!
親愛なるガリレオ・ガリレイ先生へ
親愛なるガリレオ・ガリレイ先生へ
親愛なるガリレオ・ガリレイ先生へ
手紙を送ります
知りたくても知ることができず
(返事を待とう)
見たくても見られない
世の中の誰も 関心を持たない質問の数々
(たとえ誰も関心を持たない質問だとしても)
気にする必要のない
(僕が知りたい)
中身のない たわ言であるだけ
(正解を求めて)
消えていくだろう
(僕は進む)
[답은 없을 거야 答えは無いだろう(2019版)]
待ってろよ
お前の本の 基本理論から最終章まで
隙一つなく粉砕してやる
するとお前は恥じながら
謝罪の手紙を出すだろう
すると私は平気なふりで
たっぷりと慰めてやる
期待などするな
お前が望む答えなど無い
考えは自由だ
しかし何の根拠もないのは
深い闇の中を
手探りで歩くようなもの
手に届くのが何かも分からないまま
意味のない推測ばかり
とめどなく繰り返すだけ
お前を助けてやるんだ
新たに学ぶ準備をしろ
お前が望む答えなど無い