皆さん、こんにちは。ミュージカル「ジキルとハイド」でジキルとハイド役のミン・ウヒョクです。
ルーシー役のヘナです。こんにちは。
正直にさらけ出す準備はできていますよね?
Q: お二人とも雷の音に驚きませんか?
実を言うと僕はものすごく驚きました。
ははははは。
私はリハーサルやるたびにびっくりします。
びっくりして飛び上がっちゃった。こんなでかい体でピョンと。(暗転後に)マッチをつけるじゃないですか。破片が飛び出して指先に!
めちゃくちゃ熱いのに「私を待っていたのではないのか?」とセリフは言わなきゃいけないんだけど、「(切れ切れに)私を待っていたのではないのか…」ものすごく熱いから。

大丈夫ですか?
今は、大丈夫ですね。ここにちょっと…。
ああー。
その場面。私たちも驚きます。
Q: ミン俳優は何度も何度も小道具を壊したらしいですが、何を何個ぐらい壊しましたか?
?薬部屋を1回壊しました。
ああ、そうでした。
ズボンも1回。本当に隠れたかったです。何故かと言うと、僕がその頃ジンクスがあったので。色物の下着を履けば公演がうまくいくと。キンキンの青い下着で公演してたんですけど、1mくらい裂けちゃったんですよ。ズボンの股下が。
問題は後のシーンなんだけど、想像してみました。素早く。アターソンを殺す時、右足を階段にかけるじゃないですか。おい、これはもうダメだ。どうしよう
。足をどうやって上げる?でもなんとかやり過ごしました。ごまかして。オーケー!

カーテンコールの時に着替えて来なきゃと思ったんですけど、着替える時間がないんですよ。だから僕がカニのように🦀、横歩きで、サルサダンスを踊りながら出て行ったの。客席では、ミン・ウヒョクの気分がすごく良いらしい、と思ったそうですよ。
もっと面白いのが、ハイドの杖自体が鉄でできていますよね。僕がそれで地面を叩くじゃないですか。あまりにもそっとやっているとデイビッド・スワン演出家が「普通に強く叩け」と言うんですよ。「曲がるかもしれないから強くできない」と言ったら「絶対にこれは曲がらない」と言って、自分でやって見せてくれたんですよ。「ほらこれは曲がらないだろう」って。だから僕が。
また?
曲がりました。叩いたから。ははは。舞台チームがものすごく苦労してまっすぐにして。「ウヒョクさん、もう少しだけ力を抜いてくださいね」って言って。
Q: ミン・ウヒョクさんのハイドのキャラクターがすごく新鮮だったんですが、自分が考える「ミン・ウヒョクハイド」はどんな感じなのか教えてください。
正直なところ、山のように大きなプレッシャーがありました。完璧なジキルとハイドたちが既に確固たる位置を占めていたので。
単純にジキルとハイドを僕たちが見る時、善と悪がはっきりと現れますよね。もう少し違う考え方をしてみようと努力しました。誰が善で誰が悪なのか。果たしてハイドは本当に悪なのか。
ハイドはジキルがしきりに自分を閉じ込めよう、閉じ込めようとして。こんな偽善者たち、社会悪のような存在の人たちに対して、はっきりと違うという言葉を「なぜ言えないのか!なぜそれを言えないんだ!」と言っているような感じ。ハイドが私の中で。「おい、まどろっこしくて、おかしくなりそうだ。なんでそうなんだ。俺に任せてみろ。俺がスッキリと解決してやるよ。」と言って待っているんだと僕は考えたんです。そういうことを新鮮だと考えていただけたんじゃないかな。
大変な時?多かったですよ。これのせいで夜眠れないこともありました。夢の中にハイドが出てきて僕をいじめるんです。僕は…ジキルなんだと思います。
幼い頃から両親と離れて育ちました。長男で。両親は非常に苦労して働いていたから、辛くてもそう言えないし、良くないことが起こっても、そういうことがあったと話せない、心配するかもしれないから。長男だから。そういうことが、大人になってまでも僕を包み込んでいたんですよね。完璧に仮面をかぶって生きていた。
だからジキルというキャラクターを見ると、ひどく孤独だろうなと。僕はミュージカル俳優という職業をしながら、完全に変わりました。
初めは演技するところがあって…ブレーキがかかるんです。感情が出てきても「自分はこういうの表現してこなかった」と抑えてしまうんです。ある瞬間そうしたことがすべて崩れました。その時本当に全身から力が抜けて、1日中ポロポロ泣いていました。その時から凄く楽になった。
こういうことがジキルとハイドなんじゃないか、なんてことを考えながら、この作品が僕の人生にあるのが…すごく大きな意味があると思います。
Q: ヘナさんは、ルーシーは死んでしまいますが、もし生きていたらどんな生き方をしていると思いますか?
負けん気で元気に生きていくと思います。新しい人生を生きているんだったら。ある見方をすれば、暗闇の中に生きていながら、希望を持っていたんじゃないでしょうか、ルーシーの性格自体が。井戸の中とか暗闇の中にいたら憂鬱になって、私だったら何もできないだろうし、そんなふうに思ってしまうのが普通ですが、ルーシーはそんな中でも「私はなぜここにいるんだろう?」という質問を問い続けます。
愛に依存するとか、すがりつくと言うのではなくて、自分が愛を受け入れられる人間なのを悟って、希望を探していくから、性格自体が積極的なんじゃないでしょうか。だから新しい人生を生きていたとしたら、まともな人生を生きるために、すごく努力して、うまく生きていると思います。
それじゃあハイドと結ばれていたかな?
ハイドとは…ハイドとは…。とにかく、えーと

(ノーコメント)
Q: ミン・ウヒョクさん。他の俳優さん達よりもケタ外れに大きいですが、演技するときの長所と短所が知りたいです。ルーシーのベットもこじんまりしているようですが、小さすぎはしませんでしたか?
これはですね、一言申し上げたいです。これは錯視効果なんです。小さくないですよ。十分です。余ってます!
オッパは大きいです。
僕が大きい?
大きいですよー。
そう、大きい?
相手俳優と立つとき大きすぎるので、最初の頃はキャスティングがうまくいきませんでした。オーディションを受けても背が高すぎるとよく言われるほどなので、短所でもありますが、僕のファンたちは背が高いから良いと、よく言ってくださいます。
オク・ジュヒョンさんとかチャ・ジヨンさんのファンの方々は、僕をとても気に入ってくださってます。うちのオンニを小柄で大切に見せてくれてありがとうって。そんなこともよく言ってくださいます。
皆さん、本当にたくさんのコメントを下さったので、選ぶのもがんばりました。多くの皆さんが知りたい質問を選んで答えてみましたが、どうでしょう、満足していただけましたか?
していただけたみたいですね。
まだ公演中じゃないですか。ソウル公演は5月19日までなので、ジキルとハイド、たくさん見に来てください。それから地方公演は9月まで頑張ってやりますので、全国どこでも皆さんにお会いできますよう願っています。
皆さん、見に来てくださいね。
ありがとうございました。