立ち食い蕎麦の名店として名高い小伝馬町の「田そば」。
こちらで使用している蕎麦が、2019年に製造会社の都合で製法が変更されたというのを伺っていたのだが、コロナに入ってから訪問できずにいたので近くで用事があったので立ち寄ってみた。
立ち食い蕎麦らしからぬといったら失礼かもしれないが、鰹の香り高く実に旨いツユと、それにマッチした蕎麦が特徴だったので、それがどのように変化したのかというのにも興味があった。
こちらの店主である坂本哲児さんは、飲食未経験者で、地元の三郷では閻魔の坂本と呼ばれていた方。
平日の昼時、店についたらちょうど1席空いたところだった。
最初に、何の天ぷらがあるのか確認。
名物の納豆ちくわ天そばは売り切れ。
半分に切ったちくわの溝の部分にひきわり納豆を入れて天ぷらにしたものだが、これが旨い。
仕方ないので、定番の春菊の天ぷらとちくわ天を。
券売機で天ぷらそばを選び、天ぷらを1つ追加しカウンターへ。
久しぶりにいただくこちらの蕎麦は、少しツユの旨味が強くなっていた。
事前に聞いていたのだが、出汁を引く時間を長めにしたらしい。
香り高く、旨味も深い。
ああ、蕎麦食べたなぁという満足感が強くなっている。
春菊の天ぷらもさっくりとしていて、その食感も良い。
ちくわ天も大き目で、食べてる最中の味変にもちょうど良い。
さくっと食べて器を戻して外に出ようと思ったら、金曜限定のはずのカレーを水曜日なのに販売しているのが目に入った。
カツ丼を別の店で食べた後だったのでやめておいたのだが、カレーも食べたかったなぁ。
2023年10月31日で閉店とのことで、それまでに伺うことができるだろうか…