短髪に笑顔が似合う女性寿司職人のお店 | じきの食歴

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世の中には、美味しいいもので溢れている。
そんな美味なる料理やお酒の記録を食の歴史として記しておこう

カウンターの中には、短髪の女性が魚に包丁を入れている。流れるような所作は、長年の経験に裏打ちされたもの。
たわいのない店主との会話の中で髪の話が出たとき、これでも髪伸びたんですよと、はにかみながら、その寿司職人は言った。
「新ばし しみづ」で8年修行され、昨年の6月独立された女性の寿司職人、竹内史恵さんのお店「鮨竹」。6月某日、オープンして1年目にして初訪してきました。
実は、女性職人の寿司は初めて。どのような寿司かとおもったのだが、握りの動きは柔らかいが、その手のなかから出てくる寿司は、正統的なものだった。
丁寧なネタへの処理、赤酢の効いたシャリへの相性も考えた切り方。うん、これは美味しい。
また、日本酒も頼むと色々と出していただき、これらも美味しかった。
既に、なかなか予約の取れないお店となっているようで、早くも次回の訪問が楽しみです。