年に一度の今半の牛肉記念日へ | じきの食歴

じきの食歴

世の中には、美味しいいもので溢れている。
そんな美味なる料理やお酒の記録を食の歴史として記しておこう

先付は、おかかが乗った水菜のおひたし。これと香の物は、箸休め的なポジション。すき焼きで、どんどん煮えてくるA5の特上肉を裁くには、こういった塩味のあるものが必要だ。
そうそう、野菜類も入れなければ。
なに、食べ放題なのでそんなに焦ることはない、そう思いながら食べていたら、あっという間に時間が過ぎてしまい、慌てて野菜を投入する。
このグループで、いったい何枚の肉を喰らったのだろう。
この店の割り下と薄めるための昆布だしが旨いとは言え、途中で失速することなく、8人前を6回転だったろうか。合計144枚。
しかも、ご飯もおひつで2回お替りしている。
だが、その大半を同席していた女性4名で平らげていた。
大食いヴィーナスこと三宅智子さん、大食いモンスターことロシアン佐藤さん、ゆりもりちゃんこと石関友梨ちゃん、フードアナリストのたべめぐみちゃん。


うん、そりゃ食べるよなぁ(笑)
自分の隣に座ってた来賀さんなんか、6枚ぐらいで魂抜けかかってたというのに(笑)
そして〆は、名物のとろとろ玉子掛御飯。すき焼きを作った鍋に残った旨味のつまったエキスと割り下をまぜて、そこに卵液を入れてやさしく丁寧にかき混ぜたとじ玉子をご飯に乗せていただく。
お腹いっぱいなのに、思わず完食。
最後は、イチゴとシャーベットでさっぱりと。
ああ、ごちそうさまでした。
店を出てエスカレーターに乗ったら、中居さんがまた来年もいらしてくださいねと声をかけてくる。
いやいや、そこはまたお越しくださいねだろうと、エスカレーターの扉が閉まってから言って、一緒だったメンバーと笑いあった。

年に一度の今半の牛肉記念日へ
明治5年(1872年)1月24日に明治天皇が宮中にて初めて牛肉をお召し上がりになられた日にちなんだもの。
12960円で、A5和牛の特上すきやきに野菜、ご飯が食べ放題(先付、味噌汁、香の物、デザート付)。
通常は9180円するコースに、肉が食べ放題となっている。
なんだ、3000円以上も高いじゃないかと思うことなかれ。
コースだと肉3枚のため、少々物足りなさを感じるので、通常は、お肉を追加でいただく。これが、1人前3枚で8100円もするのだ。
よって、通常のコースに1人前肉追加したら、全然元が取れてしまう。
今回、自分は合計で15枚ぐらい食べたので…まあ、下世話な話はこれぐらいにしておこう。
とにかく、そんな高級な肉を思う存分いただける特別なイベントなのである。
しかも、食べ放題だからと出す肉の質を落とすことなく、「お祭りごとですから」とどんどん追加の肉をもってきてくれる。
そんな内容だからか、年々このプレミアムな席の争奪戦が激しくなってきているそうだ。
来年も誰か予約取ってくれないものだろうか(笑)

 

 

 

人形町今半 上野広小路店しゃぶしゃぶ / 上野広小路駅上野御徒町駅御徒町駅
夜総合点★★★★ 4.5