156. 違います
>thekさん
>元々の話は貨幣負債論が否定されるかどうかの話だと考えております。
エントリーをご覧ください。
『 財政破綻論へのカウンターとして貨幣負債論が有効だと思っている 』
貨幣負債論を支持する方の意見です。
中身を知らずして、それの是非を論ずるのもおかしな話なので、まずは理解しましょうか。その上で、この財政破綻論へのカウンター理論として有効なのかどうか。それを示す一つの指標が 『 国家のバランスシート 』 だと思います。
これを上回るのに必要な要素は以下の通り。
・・・。
私は司会進行役のつもりでしたが、
ここまで脱線して「本を読め」と来た日には、
もうお役目を果たせそうにないので、後はお任せします。
頑張ってください。
私を説得してください。
Nulbarich
” Sweet and Sour ”
87. こんばんは
お疲れ様です。
貨幣負債論をアピールしてくれとお願いしてるんですが、
肯定派が全く登壇してくれませんから、話になりません。
だから、ヒキコモリと言ってるんです。
出てきてください。
肯定派が沈黙されてるようでは、何のために私がこの役目を引き受けているのか?
そもそもの意義が問われてきますので、是非とも、参加をしてくださいませ。
38. 私は中立の立場から理解を深めます
既に申し上げましたが、私は中立の立場を貫きます。
ただし、肯定派も参加して頂かない事には、中立を保つことは困難になってきます。中野剛志氏の説明そのものが、完全に否定されてる情勢ですので、「富国と強兵」を熟読されてる方達の反論をお待ちしておりますm(_ _"m)
では、一旦、コメントを休めます。
続けてくださいm(_ _"m)
King Gnu
” Slumberland ”
皆さんどんどん参加してくださいね。
・ 貨幣負債論
・ 租税貨幣論
・ MMT
これらの特徴の違い
→ sorata31 様にお願いしてます。
・ 貨幣負債論とは何なのか?
コレを知るためには、以下のものが考えられます。
① 書籍
② ブロガー
③ 専門学者
④ 肯定派と否定派の議題
書籍に関しては、中野剛志氏の『富国と強兵』
これの部分抜粋を、みぬさ氏がしてくれました。
引用させて頂きます。
・ 貨幣理論、財政破綻、銀行貨幣
注目すべきは以下の箇所です。
================
そこで、ある二者間の関係で定義された「負債」と、別の二者間の関係で定義された「負債」とを互いに比較し、決済するためには、負債を計算する共通の表示単位が必要となる。この共通の負債表示(円やドルやポンドなど)こそが、「貨幣」と呼ばれるものである。
「負債」とは、言うまでもなく「信用」の対概念であり、AのBに対する負債は、BのAに対する信用である。
「貨幣とは信用であり、信用以外の何物でもない。Aの貨幣はBのAに対する負債であり、Bが負債を支払えば、Aの貨幣は消滅する。これが貨幣理論のすべてである。」
貨幣とは「計算貨幣の単位によって示された信用と負債の社会関係」である。
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財政破綻論へのカウンターと言われる部分は、
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負債とは、現在と将来という異時点間の取引によって生じるものであるが、将来は不確実であることから、負債は、デフォルト(債務不履行)の可能性を伴う。それゆえ、負債のうち、デフォルトの可能性がほとんどないものだと信頼して受入れるものだけが、交換手段としての役割を果たすことができる。
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「銀行貨幣」については、
================
「貨幣は、この信頼の欠如という問題を解決する社会制度である。それは特殊な種類の負債であるから、交換手段としても有用なのである。特に、現代経済における貨幣とは、すべての経済主体が信頼する借用書である。」
今日、多くの国において、「貨幣」として流通するのは、「現金通貨(中央銀行券と鋳貨)」と「銀行預金」とされている。現代経済においては、銀行預金が事実上、貨幣として機能しているからである。
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違ってたら指摘してください。
・ 現実 vs 解釈
貨幣負債論の賛否は横に置いて、コレの使いにくさを端的に表現するなら、貨幣の解釈に日常用語を用いている点です。貨幣、つまり日本なら円。これで信用を表現するというのは流石にファンタジー要素が強すぎると思われます。
国家のB/Sを引き合いにしたのは、
単なる現実を紹介するだけで済むからです。
現実を説明するのに「解釈」が必要なのか?
「解釈」によって、逆に不利になってしまわないか?
その「解釈」は、果たして妥当なのか?
・・・。
とりあえず、考えましょうか。
リブログ先のコメントを纏めていきます。
・ 貨幣負債論への批判意見
『 有閑爺い様 』
① 「決済」と「清算」の使い分けが出来ていない。
② 「信用/負債」ではなく「貸方/借方」の関係が発生する。
『 悪人正機様 』
>「この取り引きにおける関係は、負債が支払われることで解消される。」
>上記一文をどう解釈すべきでしょうか。
③ 中野剛志氏の上記一文の解釈が困難
④ 解消する負債はお客の債務だとすれば、お客は料亭に債務を支払うので、「食うほどカネになる」状態です。そんなバカな。
⑤ 一体全体、何を言いたいのか意味不明なのです。
⑥ 負債のデフォルト大歓迎
>負債は、デフォルト(債務不履行)の可能性を伴う。
負債のデフォルトは徳政令と言いますが…。
ローンを抱えた方、事業用借入金が有る方は負債のデフォルト大歓迎です。
>「経済学の解説では、貨幣には、交換手段、計算単位、価値貯蔵の三つの役割があるとされている。」であり、これが貨幣の本質でしょう。
>従って氏の問題提起は棄却せざるを得ないのです。
⑦ そもそもの問題提起が間違ってる
⑧ 結局は何が言いたいんだ?
>ついでに申せば、上記の取引のように相殺した分は必ずしも銀行を必要としません。
⑨ 銀行を必要としない掛取引の扱い
『 零細応援 様 』
⑩ 経済政策の議論を混乱させるバグでしかない
もし、国民が、貨幣を負債だと信じているのなら、貨幣は負債なのでしようし、私も同意せざるを得ません。しかし、国民は、おそらく貨幣は物々交換の仲介手段にすぎないと思っているだろうというのが、私の主張です。
そして、MMTのように貨幣を負債であるとプロパガンダしても、すでに出来上がっている貨幣のイメージを修正することは不可能であるとも思っています。
経済政策に関する議論を混乱させるだけのバグ、ノイズにすぎません。
だから、MMT運動に反対しています。
・ 貨幣負債論への肯定意見
『 sorata31 様 』
「この取り引きにおける関係は、負債が支払われることで解消される。」
① 信用と負債の関係は正しい
簡潔に表現すると、料亭には「食事の提供」という「信用」が生じ、同時にお客には「食事の対価を支払う」という「負債」が生じます。そしてお客が料亭に(両者にとっての資産である)何らかの通貨を支払うことで、負債が解消(取引が清算)される、という話になります。
『 中野剛志 様 』
② 無い袖は振れる
2016-12-24 書評 「富国と強兵」
http://d.hatena.ne.jp/shavetail1/20161224
現実の銀行による貸出しは、預金を元手に行っているのではない。たとえば、銀行が、借り手のA社の銀行口座に1,000万円を振り込むのは、手元にある1,000万円の現金をA社に渡すのではなく、単に、A社の銀行口座に1,000万円と記帳するだけである。 つまり、この銀行は、何もないところから、新たに1,000万円という預金通貨をつくりだしているのである。
『 みぬさ よりかず 様 』
③ 中野剛志氏の著作 『 富国と強兵 』 を熟読しろ
48. 軌道修正
>thekさん
>お金不足=借金不足って流れに持っていきたい、と。
お金は不足しておらず、不足してるのは需要です。
これは肯定派も納得したことです。
>日銀が輪転機で一万円札を刷ると、その瞬間に一万円の価値を持った紙切れが生まれるわけじゃないですか。
正確には、それと交換可能な財やサービスがあり、
交換手段としての機能・利便性に価値がある、という事だと思います。
財やサービスが発生するには労働が必要です。
労働の対価は所得であり、それが需要となる。
つまり、最初に述べた
『 お金は不足しておらず、不足してるのは需要です。 』
不足してるのは労働と言い換えることが可能であり、
労働を充足させるには需要を増加させる必要がある。
このことを論ずるのに、貨幣の解釈を必要とするのか?
整理整頓すると、このような恰好になります。
50. そのお金はマネーストックです
>thekさん
その意味で「お金」という表現をなさってるなら、不足してる「お金」というのは、マネーストックです。マネタリーベースは馬鹿みたいに増加しておりますので、単語を使う際は、それが何を指しているのかを、正確な単語で表現なさったほうがよろしいかと。
55. 軌道修正 ②
>sorata31さん
>掻い摘んで言うと、
>民間に流通するお金(マネーストック)の量が需要を増やすというものです。
順序は逆だと確信しております。
需要が貨幣の流通をコントロールするわけで、
起点となるのは需要です。需要の増加なしにMSの増加は起こらない。
>もちろん消費税減税・撤廃のような「税」の側を減らす政策でも、需要は増えるでしょう。
キーポイントに言及して頂き有難うございます。
先に述べたように需要が増えればMSは増加します。
つまり「市中銀行の信用創造」をすっ飛ばして、
単純な消費税減税・廃止による需要増加で、
MSを増やすことが可能である、という一つの結論が得られます。
56. 全く同感です
>有閑爺いさん
中立の立場を超えてしまいますが、
※54 に関して、私も全く同感です。
71. 潜在需要→MSの増加
>悪人正機さん
>おそらく、貨幣が増えれば需要がついてくるという考え方は、潜在需要と言う事を忘れているのでしょう。
納得です。
可処分所得、購買力が不十分な状況で、
貨幣をいくら増やそうと、潜在需要が顕在化することはありませんからね。
>sorata31 様
>潜在需要が存在しているところに、MSを増やすと需要が増えるという話でした。
というわけでして、潜在需要の定義は、欲しいけれども購買力不足で満たせない需要であり、借金をして購入するかローンでも組むか、いずれにしても、この欲求がMSを増加させるのであって、逆ではないと考えます。
それでは、お付き合いいただいた方々に御礼申し上げ、私も休みます。
おやすみなさいませm(_ _"m)