このランプは1960〜70年頃の製品で、数年前にオークションで入手したもの。
一般的なハリケーンランタンと比べて不恰好なほどにタンクが大きいのは、このランプが趣味の道具ではなく、生活に根ざした実用品だったことを物語っている。
農家の納屋やビニールハウスなど電気が通っていないところで使われることを想定し、給油の手間を減らす工夫が施されているのだ。
オレは鶏小屋の暖房用に使っているので、昼夜点けっぱなしでも2〜3日は余裕でもつ大容量タンクのこのモデルを大変重宝している。
たかがランタンの灯りでも、扉を開ければ中はほんのりと暖か。
鶏は比較的寒さに強い生き物なので小屋さえあれば充分な気もするが、我が家の愛鶏ポンちゃんとモッチは3月で10歳を迎える高齢鶏なので、若干過保護気味にしてるって訳。
改めて周囲に目をやると、チビ犬ショコラは14歳の高齢犬。父上様は84歳の後期高齢者と家の中は年寄りばかりで、オレはその全部を過保護気味にお世話(?)しているので、自分の病気など構っていられない状況だ。
願わくばこの2羽と1匹と1人の面倒を最後まで見られることを。
昼間、職場でA園長と「海に眠るダイヤモンド」の感想を交わしていると、ふいに、
「先生はウチの園の外勤さんみたいだね」
と言われる。
外勤とは、ドラマの中で神木隆之介扮する荒木鉄平が就いていた職業で、ざっくり言うと端島炭鉱で働く炭鉱員たちの暮らしを管理、サポートしていくような業務内容。
オレは家でも職場でも、つくづくそういう役回りなのだなと思った。
でも実は鉄平ではなく、杉咲花演じる朝子に入れ上げていて、
「よかよ」
「欲しかと」
「言わんでもよか」
と、家では朝子チャンになりきって喜んでいることは誰にも内緒だ。

