本日、2週間振りの病院受診日。
ただの経過観察と聞いていたため、「早めに出勤できると思います」と職場に言っていたのだが、あに図らんや2時間近く待っても順番が回ってこないとは。
診察室の前で、そろそろ呼ばれるだろう、この次には呼ばれるだろうと思っているうち、満員だった客も減り、待合ロビーの空席が目立つようになってきた。
約束の時間よりかなり早めに来ているというのに、一体どうしたと言うのか。
診察自体はスムーズに流れているようなので、意図的に後回しにされているとしか思えない。
そういえば前にも1度、こんなことがあった。
散々待たされ、最後の1人になってから呼ばれた診察室で、大勢のナースやガン支援センターの職員に囲まれて初めて病名を告げられたのだった。
詳細はこちらに。
もしかして、これから何か重大な発表が待ち構えているのだろうか。
でも退院以降、採血どころかレントゲンすら撮っていないのにそんなことがあり得るのか?
待ち合いから1人減るごとに不安がひとつ増すような、言いようのない気持ちが渦巻いてきた頃、ようやく名前を呼ばれる。
扉を開くと診察室はいつもの顔ぶれで、変わった様子は何もなかった。
ガン支援センターからのゲストも見えない。
どうやら単純に、全体の時間がずれ込んでいただけのようだ。
健康な人には思い浮かぶはずもないネガティヴな思考に、嫌でも自分が病人であることを思い知らされる。
それと同時に、動揺を悟られまいと必要以上に元気よく挨拶してしまったことが急に恥ずかしく思えた。
ただ、放射線後の経過は変わらず好調をキープ。
診てもすることがないので、次回はGW明けにしましょうと言われる。
4月は1年のうちで保育園が最も忙しない時期なので、こちらとしても園を空けずに済むのはありがたい。
4月30日のMRIと、甲状腺機能を調べるための採血を科せられ、ようやく受診が終了する。
待ちは2時間。診察5分。
帰り際、
「牛乳はガンによくないとか砂糖はよくないとか、親切心で教えて下さる方があるけれども、この情報は信用していいのか」
と、K医師に尋ねると、
「悪いということが証明されているなら、こちらからお伝えしていますよ」
とのこと。
さらに、
「いいじゃあないですか。食べたいものを食べて飲みたいものを飲めば」
と、豪放なのか投げやりなのかよく分からないテンションのご意見も頂いた。
オレはこの先生のこういうところが好きだ。
あまり親身になられたり同情的になられたりするよりは、適当に突き放してくれた方が付き合いやすい。
さて、お次は同じフロアを移動して、口腔外科のI先生のもとへ。
I先生には得意のネガティヴ発言で荒んだ心を癒やしてもらおうと思っていたのだが、何故か今日に限ってポジティブ連発。
炎症は完全に治ったとか口腔内のセルフケアが完璧だとか、いつになく褒められまくる。
お家で何かいいことでもあったのか?
褒められると逆に不安が増すという、ネガティヴ療法独特の感覚を味わいつつ、ようやく全ての診察が終了。
時刻は正午を回っていた。
会計を済ませ病院を出ると、外は横なぐりの雨。
ネガティヴ先生が処方した1ヶ月分の亜鉛錠剤を抱えて、小走りで車に乗り込む。
別に亜鉛不足って訳でもないと思うのだが、摂取過多になるような薬でもないので、味覚改善のために飲んどけってことらしい。
亜鉛を飲むと、何かいろいろ元気になるんだよなぁ…。
まぁいいけど。
