2月6日に行われた、和歌山県新宮市神倉神社の伝統行事、お燈祭りがネットやワイドショーで頻繁に取り上げられている。

大たいまつを持った男性が倒れ込んだ人を殴打している動画がSNSに投稿され、またそれが新宮市の市議会議員だったことで、全国から非難の声が殺到しているそうだ。

たまたま長男が新宮で暮らしているので、地元の反応はどうなのか尋ねてみると、

「新宮市民は怒っている」
とのこと。

まあ、当然のことだろう。国の重要無形民俗文化財にも指定されている伝統的なお祭りを汚されてしまったのだから...と思っていたら、真相は別のところにあった。

そもそも地元民は、お燈祭りがそういう祭りだと分かった上で参加、見物しているそうなのだ。

だから新宮市民は議員に対してではなく、あのような切り取り方をして「こんな危険な行為が許されてよいのか」という論調で煽るメディアに対して怒っているとのことだった。


昔、冒険家の友人N氏から「基本的に海外のニュースの多くはアメリカを経由して入ってくるのでアメリカに都合のいい切り口で書かれているが、現地に行けば真実は全く別ということはよくある」と聞いたことを思い出した。

9.11アメリカ同時多発テロも「許される行為ではない」とした上で、そうせざるを得なかった彼らの悲しみや怒りは分からなくはないとのこと。

つまるところ、様々な角度から集めなければ正しい情報は得られないということだ。


1400年以上もの歴史を持つお燈祭りが、偏った意見に振り回されて味気ない祭りになってしまわないことを願う。



味覚障害は塩味の時を越え、甘味の時に突入。
今まで、苦味、無味、酸味、塩味と味わってきた中では、比較的穏やかな症状である。

ただ、昨夜あたりからとうとう恐れていた口内炎が勃発してしまった。もうこうなったら味がどうこう以前に、痛みで飲み込むことが困難になるから何としても避けたかったのだが。

口腔内の状態が落ち着いていることにあぐらをかいて、アズノールの使用を怠っていたからだろうか。
今から心を入れ替えて真面目に塗布すれば、また改善の方向に向かってくれるのか。

現在、体重は75kg。
放射線治療前と比較して4kgも減っているので、さすがにこれ以上落ちるのはまずいと思う。

牛乳でふにゃふにゃにふやかしたシリアルが何とか食べられるようになったので、ここから先はシリアルで乗り切ろうと思っていた矢先の出来事に危機感を募らせている。


朝も舌の痛みで、昨日の半分くらいしか食べられず。