手術4日前。
インフルエンザの患者さんとニアミスしたり、明け方布団がはだけて風邪をひきかけたりと、いろいろな危機に遭遇しながらも何とか持ち堪えている。
K医師から手術の予定日が12月12日だと聞いた時は途方もないくらい先の話に思えたが、ようやくここまで辿り着いたのだ。
不安、恐怖、そういった感情も無い訳ではないが、それよりも喜びの方が大きい。
15時15分、健康報告の電話を病院へ入れる。
念のため約束の時刻にアラームをセットしておいたのだが、案の定、年賀状用の写真選びに夢中で忘れそうになってしまった。
セットしておいてよかった。
電話では看護師さんに、自分の体調や家族の健康状態について尋ねられたり、入院の日の手順について説明を受けたりする。
パジャマやコップ等の入院セットもひとまとめにしてその際手渡すようにとのこと。
入院時に必要な紙パンツは、病院1階のコンビニでバラ売りされているからと、ご丁寧に調達方法まで教えて下さった。
手術中とか手術後に使用するそうだ。
職業柄身近なシロモノではあるが、まさか自分がこんなに早くお世話になろうとは。
でも高分子吸収ポリマーの吸湿性については関心のあるところだったので、検証するいい機会だと思うことにしよう。
交換して下さる看護師さんには申し訳ないけれども。
夜、大阪にいる妹へ電話。
病気について初めて知らせる。
あまりしんみりした感じにはならず、父親の近況などを交えながら和やかに話した。
お正月は元日と2日にお休みが取れたそう。
病院勤めなので勤務の都合(飛び休等)で帰省できない年もままあるのだが、今年は帰って来られそうでよかった。