小学校のクラス同窓会を催しました | 還暦を過ぎたトリトンのブログ

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団塊世代よりも年下で、
でも新人類より年上で…
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 前々回お話をしましたクラス同窓会「E先生卒寿を祝ふ会」を、この3月10日(日)に三宮に在るホテル北野プラザ「六甲荘」で行ひましたので、今回はその話をさせて頂きます。

 この日は朝から生憎の雨天でしたが、前日の花粉飛び交ふ晴天強風とは異なり、司会でマイクを採る私にとつては快適とも言へる気候となりました。

 そもそも級友の総人数は46名、うち連絡先不明が5名、逝去が3名です。計38名のうち、当日は17名の出席ですので、約半数が駆けつけてくれたことになります。卒後50年にしてはなかなかの高出席率ではあるまいかと存じます。

 

 E先生にはお嬢様が随行で来て下さいました。このお嬢様は私どもの二歳年少で、卒業以後よく父上がお連れになつてゐたのでメンバー同様、慣れ親しんだ仲間内でございます。奇しくもお嬢様は、聞けば私と同じ甲南大学に通つてをられたとかで、應援團の学ラン姿の私を遠くで見て知つてゐたと今日この日に耳に致し、汗顔赤面の至りでございました。 

 

 

 この30年間、オリンピックではございませんが、ほとんど四年に一度は開催致しをりますゆへ、ざつくばらんで殆ど食事会か飲み会の様相を呈してをります。但し、司会者としては締める所は締めねばなりませぬゆへ、出席者一人ひとりに思ひ出話や近況を報告してもらひました。

 

 やはり感動を誘ひますのは、担任E先生のお話でした。過日も申し上げましたが、E先生は幼いころに一家で満州へ渡り、戦後引き揚げてこられたので、命がけのご苦労をされてをります。

 今はご夫婦でケアハウス型のマンションにお住まひです。同居者の内外には様々な環境の方が居られます。お金や土地を持ち、家や車など「物」に拘はり続けてゐる隣人の浅ましさを見るにつけ、自分はこのやうに何の贅沢も出来ないが、優しい妻と娘を持ち、半世紀を過ぎても自分を慕つてくれる大勢の教へ子が、頼みもせずとも訪ねて来てくれる。

 「どちらが幸せと、皆さん思ひますか?」

 それが先生から私どもへの、胸に迫る問ひかけでございました。

 

 六甲荘は立派な教会を持つ結婚式場として有名です。この日の和会席は春らしい、かつ心を和ませるものでございました。最後に写真でご紹介申し上げます。

 

ペタしてね ペタしてね

 

祝前菜彩々

 

季節のお豆富お吸物

 

お造里盛合せ あしらひ一式

 

凌ぎ赤飯

 

 

旬野菜の多喜合せ

 

牛ロースステーキ 彩り野菜

 

茶碗蒸し

 

にぎり寿司 細巻 赤出汁

 

季節のデザート