な、何じゃ、これは!? | 還暦を過ぎたトリトンのブログ

還暦を過ぎたトリトンのブログ

団塊世代よりも年下で、
でも新人類より年上で…
昭和30年代生まれの価値観にこだはります

 

 私も長年尼崎に住んで、色々な物、人物、環境を目の当たりにして参りましたが(現在は伊丹在住です)、これには度肝を抜かれました。昨年、ドライブ中に発見したのが、大きな骸骨のオブジェを配する、ご覧の建物だつたのです。不肖は思はず目を奪はれてしまひ、危うく前を走行中のトラックに追突する寸前で停車しました(汗っ)。

 

 

 尼崎市のJR立花駅を真つ直ぐ南へ2キロほど下りますと、国道2号線に出ます。その角を東へ曲がり100mほど行きますと「世界初!頭蓋骨博物館」と銘打つて「シャレコウベ・ミュージアム」といふ施設があるのです。

 これは是が非でも読者の皆様に紹介しなければ…と、昨日撮影して参りました。

 

 

 尼崎市名物と言へば、何と申しましても美人市長・稲村和美女史が筆頭に挙げられます(かな?)。2番目は「ひろたのポン酢」、3番目は豊田記代さんの「焼肉・ホルモン いこら」でせう。

 

 

 

 その一方で、近年もつとも尼崎を天下に知らしめたのは、10人を越える死者・行方不明者を出し、2012年12月12日に兵庫県警察本部留置場で同房者・監視員の居る前で縊死を遂げた角田美代子の「尼崎連続殺人事件」でありませう。果たしてそれ以降も「死体を隠すなら尼崎」といふ過てるイメージを作りだすやうな、別の変死事件が続々と起きたのです。

 

 そのやうな事件が同時進行する中で、2011年にこのミュージアムが完成されたのですから、なかなかタイムリーと申しますか、市民が感激の余り絶句したのは疑ひございません。

 

 

 このミュージアム、週に1度、日曜日しか開館しないといふのが、またユニークではありますが…。

 

 ところが一見の印象とは裏腹に、看板にもありますやうに、関西医科大学名誉教授が館長をつとめてをられる至つて真面目なものなのです。人間の頭蓋骨のみならず、チベット医学や現代人の健康問題にまで斬り込む展示がなされ、一方でたまに髑髏をイメージするバンドによるコンサートが催されたり(笑)、地元ではなかなか高い評価を受けてゐるのです。

 上記看板のとほり、明後日4月2日(日)にもイベントが催されますので、物見高い読者の皆様にお勧め申し上げます。

 

 それにしても、この恐るべくも奇抜なセンス… 人の常識を裏切るところが尼崎らしい…と評して宜しいのですかね~。