堺雅人さん・宮崎あおいさん主演の、もう10年くらい前の映画ですが、Huluでみつけて観てみました。
タイトル通り、ツレがうつになったお話ですが、私も数年前にのんのん
が逝ってしまってから、気分が落ち込み、体調が悪くなり、いろんな病院をまわった挙句にたどり着いた心療内科で「うつ状態」と診断されました。
明確な「うつ病」ではなく、あくまで「うつ状態」と言われたのですが、やはり定期的に病院に通い、お薬を処方され、精神状態のチェックを受けること約2年。
真夏の暑さに病院に行く気力がないことをいいことに、勝手に通院を止めてしまいました。
本当は先生のOKサインが出るまで行くべきだったのかもしれないのですが、なんだかいつまでも通院することがしんどかったり、ぐずぐずしていることに罪悪感があったり、このままじゃダメだという思いもあったりました。
それほど深刻な状態ではなかったのだとも思うのですが、オットの「ゆっくり、焦らず」という言葉が支えにもなっていたと思います。
映画でも、ただただ落ち込み・嘆き・ふさぎこみ、けれど時々晴れやかになることもある夫に対して、自分なりに病気のことを調べ、「辛いんだったら会社辞めたっていいんだよ」と寄り添い、追い込まない妻の存在が、どんなに支えになっていたことかと思いました。
うつになったツレ(夫)がさめざめと泣くシーンはもちろん多かったのですが、それ以外のシーンでもなんだか涙が出て仕方なかったのは何故なんでしょう。
きっと夫婦のやり取りや、周りの人たちとのやり取りが、温かくてやさしくて救われる思いで観ることが出来たのだと思います。
現代では見た目にはわからない痛みを抱える人が多いのだということを、心の中にとどめておきたいと思わせてくれる映画でした。