何度か記事で読んだことがあります。
実は、私も、一時保護所については、当初、なんだこの不思議ルール?!
と思うことが沢山ありました。
「鉛筆貸してください!!」
と職員室に来る子を、最初に見たとき、
え、鉛筆も持てないの?と思いました。
ノートも持てない?服も決まってる?学校行けない?携帯電話も持てない?ゲームもできない?お風呂の時間短い?!などなどです。
保護された子が、数日から数か月過ごす一時保護所について、お伝えしたいと思います。
1 一時保護所に来る子達
ニュースで出るような、虐待を受けた子、は、もちろん保護されるのですが、実は「虐待を受けた子専用シェルター」ではありません。
ニュースでは、「少年が小さな子をナイフで切りつける」など、少年事件も取り上げられますよね?
少年法第三条に定められていることを要約すると、「刑罰に触れることをした14歳未満の子は、まず児相で処遇検討してくださいね」という内容です。
また、刑罰に触れてないけど、家出をして帰ってこない子や、援助交際をする子(立場としては被害者)、SNSで出会った方の家に行ってしまう子(これも立場としては被害者)も、帰宅拒否をしている場合も多く、相談が沢山あります。
こういった子と児童相談所がすぐにリンクする方は、今の時代、意外と少ないのかもしれませんが、児童相談所は、18歳未満の子の、あらゆる相談を受けます。
(昔は児童相談所の相談は非行が多かったそうです。)
つまり、万引きした子、家出した子、不登校の子、身体的・性的等の虐待を受けた子、一時的に保護者が養育できなくなった(入院、就労、等)子・・・。
知的障害、発達障害を持っている子、辛い境遇で二次的な障害が出ている子・・・。
みーーーーんな、同じ一時保護所に保護されるのです。
2 一時保護所という場所
とても不安定な場所だと感じました。
年齢的には、幼児から、17歳の無職少年少女までいます。
親との分離があった挙句、学校に登校できない、外出できない、今後は施設等に行くのか、家に帰るのか、何日保護されるのか・・・。
昨日までいた子がいなくなったり、知らない子が保護されていたり、ということが、目まぐるしく起こります。
保護された子は、中途半端な先が見えない状態の中、日々生活します。
正直、誰が行っても、気持ちが不安定になります。大人の私でも、不安定になると思います。
入所期間は、数日〜2か月以上に及ぶこともあります。多いのは、2週間〜1か月くらいと感じています。
3 一時保護所で起こること
2の場所に1のようなお子さんが来ます。
児童が入れ替わるので、そのときの入所児童で雰囲気はかなり違いますが、
非行の子が、
脱出しようと塀を登ったり、
他の児童や職員を威嚇する態度があったり。
不登校で集団生活が苦手な子が、
日課を拒否したり、
部屋から長時間出てこなかったり。
虐待を受けた子が、
落ち着かずにガラスを割ったり、
特定の職員(親代わりに見立てた方等)がいなくなると暴れたり。
周りにそんな子がいることで、他の子も同じ行動を取り出したり、気持ちが不安定になったり。
職員も交代しながら、1人の子に10時間以上付き合うこともありました。落ち着くまで、気持ちを吐き出すまで、職員で懸命に対応していました。
例えば、持ち物の制限のルールですが、一時保護所で出会った子同士で、また連絡をとるために、隠れて、紙やノートの切れ端に連絡先を書く子もいました。一時保護所を出て、また非行メンバーが増えた状態になってしまいます。
小さな破片、部品等見つけ、自傷行為を試みる子もいました。
これ程多くの持ち物制限が、本当は不必要な子も沢山いるのに、一部このような子がいて、みんなのルールになってしまいます。
結果、あれもダメ、これもダメ、になってしまっています。
また、外出制限のルールも強いですが、これも、保護に同意していない親が子どもを連れ去りに来たり、非行関係の仲間が来たりと、あらゆる可能性の中で、子どもを守るための意味があります。
枠組・ルールが無ければ、今の一時保護所の体制で、これだけ様々な事情のある子ども達を、これだけ不安定な場所で、まとめること、守ることは、困難です。
しかし、おかしなルールであることもまた事実で、変えていかなければならない点も多くあります。
今回は、長くなったので、2月中に、その2を更新します![]()
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今年の目標は、更新速度を、もっと上げていくこと!だったのですが、早速遅れてしまいました。
読んでくださることがいること、とても励みになっています。
遅ればせながら、今年もよろしくお願いします!