だいぶん前から言われ続けているのですが、国内の製造業を取り巻く環境は大変です。
グローバル化によって低コストとの競争が激化し、これに加えてより一層の高精度・製造コストの削減・品質保証が求めれています。また大量生産品は海外へ、国内に残っているのは多品種少量で超短納期のものばかり。私が身を置く、機械加工現場ではこのような状況です。
このような状況に対して工作機械の高速化・刃物の改善・工程集約化が進みコスト削減は進みましたが、最近の円高状況の中、更なるコスト削減を求められています。
正直、加工現場においての付加価値(会社のもうけ)は、材料が製品に変化したときしかなく、1分・1秒でも機械の稼働率を上げることが必要だと考えます。そこで私たちはお客様にジグ段取時間の改善を提案させて頂いています。
下記のような計算をします。
①機械チャージが6,000円/時間。つまり1分100円。
②1回のジグ交換時間は30分。これを1日2回行う。
③機械の停止は60分×100円=6,000円のマシンコスト支出(損失)。
④1ヶ月22日稼動日の場合、22日×6,000円=132,000円。
⑤1年に換算すると、132,000円×12ヶ月=1,584,000円。
もちろん必ずしもこのような計算が全部が全部当てはまりませんが、ジグ段取時間の改善の必要性がご理解して頂いたでしょうか。