実は、ある大型案件において、クライアントがiPadの採用をリクエストしている。使い道としては、SaaS(営業用ツール)である。
現在、全国に直営の200店舗に対し、3~5台/店舗のiPadを配置し、店員がこれを活用して、接客をするというものである。表示するコンテンツは、アンケートやカタログ等々が主流である。
ここで、システム全体の構成と費用感を試算してみよう。
200店舗×4台/店舗=800台
Softbankの月額定額通信料金 \4,200/台 × 800台 = \3,360,000/月間
となり、
年間の通信料金は、\40,320,000/年間となります。
(※消費税は抜いています。)
これに、電子カタログ・ストレージサービス・その他CRMアプリケーション(アンケート等)を
加算すると、月間1台当り \6,000/台前後となります。
この費用感が問題ない会社であれば、いいのですが・・・ポイントは費用対効果です。
年商400億円規模の会社ですが、年間のIT投資予算が、1%以下です。つまり、年間予算の25%近くをこの
SaaS費用に掛かる事になります。
そもそもとして、1%以下の予算の経営方針そのものが問題はありますが・・・・
単純に、インフラ通信費として、上記の金額が妥当でしょうか?
これに、通常何かしらのクライアント企業のわがままを実現すべくSIが発生するとなると、初期費用は別です。(内容によりますが、数百万~数千万円)
企業クライアントは、どう受け止めるのでしょうか・・・・今週末が怖い・・・
スマートフォンは、NTTDocomoを筆頭に日本市場は大きく誘導・誘引されていることは事実です。そして、そのインフラに対する費用負担は、50%以上が個人に依存しています。
既に、企業でのスマートフォン採用に関して、個人所有の割合が60%以上です。その端末にビジネスシステムを走らせているのです。
ISMSや、コンプライアンスの観点からでは、決して許されることではないのですが・・・なぜか、当たり前になっている。携帯電話も営業職以外は、以外に、個人負担が多くありませんか?
要は、日本市場がいかにキャリア主導で、キャリアが儲かる仕組みになっているかということです。
話を元に戻して・・・このような試算を目の当たりにすると、クライアントにはとても提案が困難な内容となります。
改めて、自身の現在の通信エンゲル係数を再確認してみた・・・自宅の光通信・携帯電話・その他諸々のサービス・・・真面目な話、ここ15年位で、自身の財布の出費構造も大きく変わりましたよね・・
どうも、ビジネス的に搾取されてるだけにしか思えなくて、釈然としないのは自分だけですか????
