この台は、1998年に山佐さんからの登場でした。


4号機の規定の解釈拡大によって登場した「大量獲得機」「多ライン機」たち。

その「多ライン」の先陣を切って兄弟機アストロライナー7と共に登場したのでした。


「7ライン」というからには、それまでの5ラインに加えて2つ有効ラインが追加されるわけですが、この台においては「小山・小V」が追加されたのでした。そして、有効ラインが追加されたことによって得られる恩恵として「ボーナス確率のアップ」が一番ではなかったでしょうか。

Aライプ5ライン機のビッグ確率の上限とされていたのが約1/240、ところがこの台の設定6のビッグ確率は約1/175と破格でした。


演出面では、メカメカしい0枚役のオレンジが揃うと発生する「ドクターチェック」、リール枠上部にある12個のランプが点灯していき、10以上で停止すればボーナス確定というもの。え〜とつまりビッグウェーブの「イカチェック」です。本当にそのままです。


見事ビッグを獲得しましたら、今度はリプレイハズシ・・・はしない方が良いです。というのも、そもそもJACインの確率が1/10程度と低いので、普通に消化していてもパンクすることが多々あるのです。自分も体感で3〜4回に1回はパンクする感じでした。

なので、順押しで素直に消化することが肝要という、ある意味強制的にハズシを封印されたようなモンです。


おそらくは、高すぎるボーナス確率による機械割の調整のためにこういう仕様になったんでしょうけど、パンク多発は当時打ち手側からは不評だったように思います。


個人的には、バイトしていた店の競合店にしっかりと導入されましたので、楽しませてもらいましたね、ただ前述のパンク多発のおかげでやっぱりあんまり好きにはなれませんでしたけど、なので他の台を打っていて最後にちょっとだけ・・・みたいな打ち方しかしていませんでした。


この後、7ライン機は他メーカーからの登場してくるわけですが、各メーカーさん共に「追加ライン」をどうするかで四苦八苦してらっしゃいましたね。


ネット:「下・中・中」+「中・中・上」

アルゼ:「中・上・枠上」+「中・下・枠下」

オリンピア:「中・中・上」+「中・中・下」

IGT:「枠上ライン追加で6ライン機にします」

サミー:「いっそ8ライン機作ろうぜ!」


こんな感じだったでしょうか、当時「小山・小V」の特許を山佐さんが持っていて、その使用を他メーカーに認めなかったから各メーカー苦労することになったなんて噂がありましたけど、本当のところはどうだったんでしょうね?


おかげで、多彩な多ライン機が登場してきて、個人的には頭が混乱しつつも楽しませてもらえて良い時期ではありましたけどね。

山佐さんは何をどう拗らせたのか、最終的に「27ライン機」という多ライン機の完成系というか最終系というか・・・な台をその後リリースするわけですが、それはまた別のお話ということで。


そんな、多ライン機時代の幕開けを彩った思い出の一台でございました。


それではまた!