雑誌にこの記事が出たときはホント驚きました。
「ビッグの小役ゲームを30ゲームフルに使うことができるようになる」
つまりリプレイハズシ時に抱える「パンクの恐怖」から解放されるってんですから、そりゃ衝撃ですよ。
そもそも「リプレイハズシ」自体を知らない人もいるわけで、4号機までのビッグは「小役ゲーム30ゲーム消化」か「JACゲームを3回消化」がAタイプの終了条件になっていて特に4号機は「期待値方式」が採用されていたので、小役ゲームでの獲得枚数でビッグそのものの獲得枚数がアップするんですよね。
なので、理想は「小役ゲーム30ゲーム目に3回目のJACインをする」のが最も獲得枚数が多くなるんですが、JACインフラグ自体も抽選なのでパンクする可能性もある・・・そのリスクと戦いながらハズシをやっていたわけです。
で、なんでそんなことが可能になったのか?は「JACインフラグ」は小役フラグと同じように抽選されているんですが、「JACへ移行するためのフラグで小役フラグではない」という解釈になったので、小役フラグは持ち越せないけど、移行フラグはOKとなったでしょうね。なので「シフト持ち越し」という言葉が当時出てきたんだと個人的には理解しています。(まぁ全然理解の仕方が間違っている可能性もありますけど)
このシフト持ち越し機能を最初に搭載したのが、このBangBang。大都技研がスロット参入して4作目?でしたかね。に出した台でございます。
参入から3作はイラストレーターさんが図柄作成に参加していたようで、綺麗だけどなんかゴテゴテした図柄で積極的に触ることもなかったんですが、今作は割とシンプルな図柄になり、シフト持ち越し機能も味わいたいってことで設置店を探しだしたんですよね。
ところが全然近場で見つからない・・・と思ってましたらバイト先の他店の店長さんから情報をいただけましてね、車で1時間半くらいのところに入ってるよと。
ホントこういう時に、他店の人とも仲良くしていて良かったなと思いましたね。
通常時も宇宙船サンドからの小役ハズレや、1コマ手前も「ベル・宇宙船・リプ」からの右上がりリプレイテンパイはずれとか結構楽しめる出目もあり、予告音なしでもしれっとリーチ目が出たりと演出とのバランスも良くて飽きずに打てた記憶があります。
ビッグ中は、小役目押しのビタも挑戦しがいのある感じ、というかできれば出来ただけモリモリ獲得枚数が増える感じが良くて楽しく打てた台でした。
30ゲーム目にJACインさせた時のJACゲームの音楽が最高です。
この台があり、その後のSHAKEがあったことで、吉宗なんてビッグタイトルにつながっていく礎として、印象深い台です。