パチンコに出会ってから2年後、私もいよいよスロットデビューとなりました。
きっかけは「パチ屋でバイトを始めたから」です。
塾講師のバイトとかをしたことはありましたけど、自分がいたところは授業中の時給は2,500円、ただし授業外の準備やテストの採点などの時間は時給650円という待遇でして、均すとあまり割の良いバイトではなかったんですよね。
(多分当時の最低賃金ギリギリくらいだったんじゃないでしょうか。)
だったら、同じ時間働いてもよりお金を得られる仕事をってことでね・・・
バイト情報誌から自宅から通えそうなところに応募してみたところ、丁度店舗リニューアルがあって増員するからってことで即採用いただけまして、「いつから来れる?」みたいな話になって翌々日からってことで働き始めることになりました。
初出勤、3月でまだ雪とか降ってる時期に外で店舗リニューアルの準備したりしてようやく店舗の中へそこでついに「スロット」というものの実物をまじまじと目にするんでございます。実際には出勤して更衣室に向かう段階でチラチラ見えてましたが。
「じゃあ明日はリニューアルオープン初日だから多めにモーニング入れるからよろしく」
スロットなんて初見の私には、なんのことやら。要はビッグフラグをあらかじめ成立させた台を準備して、開店していきなり当たりを出して盛り上げるサービスです。
今となっては絶滅種なんですけど当時はそんなサービスがありましてね。
で、お金のある大きなグループなんかは「打ち込み機」なる機械を接続して自動的にフラグ成立まで回させることができるんですが、自分が入ったお店では店員が回して当たりを引くんだそうで、自分も打ち込み部隊になったわけです。
大体の打ち方を教えてもらっていざ、といっても回転するリールで判別できるのは左にある青い帯である「3連V」と各リールに配置された赤7くらい。目が慣れてきてようやく中、右のVも見えるようになったので間違ってビッグを揃えてしまう心配はなくなりました。揃えちゃったらまた引かないといけませんからね。
ちなみに「この目が出たら呼べ」と言われたのは「左に3連V」・「2連Vからの右上がりベルテンパイはずれ」・「左にチェリーが出てボーナス図柄一直線」の3つだったと思います。
とにかく左に3連Vを狙って右は赤7狙い。これでビッグを誤って入賞させることはありませんからしばらく打ってましたらチェリー付きでバー・7・Vが並んだんです。
ええ、3連Vを狙ってるはずなのにチェリー付きが出るってどんだけガバガバ目押しだったんでしょうね。
とにかく先輩を呼んでフラグ判別。一番(ビッグを揃えてしまわない)安全なフラグ判別は1枚がけで中リールに「BAR」を枠上~上段くらいに狙って上段に止まればビッグ、中段まで来たらレギュラーというもの。
ちなみに中上段にバー停止・左に3連V・右に7を止めると次ゲーム順押しV高速揃えの準備目だったと思います。
先輩に見守られつつ中にBAR図柄を・・・見えねぇ・・・なんてのを繰り返しながら、まぁ練習してなんとか判別完了。んで2台目の打ち込み開始ってな作業を3台ほどやってその日はお仕事終了となりました。
翌日、リニューアル初日は300台くらいの小さな店とはいえほぼ満台、当然設定も釘も良かったんでしょうね、バカ出しの1日で灰皿やトイレ清掃、玉の交換で走り回ってヘトヘトになったのを覚えています。最初は台鍵も持たせてもらえませんでしたから、それくらいしかできることはなかったんですよね。
あの私の引いたビッグフラグは誰がゲットしたんだろ・・・良いなぁなんて思いながら仕事しておりましたですよ。
私のスロット初体験はビッグを引きはするものの、消化できずに終わったんでございす。
その後、プライベートで打ってあのビッグのBGMも体験。
あ、連日のモーニング打ち込みのおかげで左赤7狙いの小役狙いも覚えて取りこぼしもほぼない状態まで目押しは成長しておりました。先輩社員の「小役の取りこぼしはするな!」という謎のスパルタ教育のおかげですね。
予告音~左下段赤7停止~消灯って想像するだけでドキドキしてきます。