オーバーステイになりそうだった話です。

 

 

【帰国済】フランスでコロナ陽性になり帰国を延期した話①

 

【帰国済】フランスでコロナ陽性になり帰国を延期した話②

 

2023年更新)【報告】フランスに普通に入国できました

 

 

さて、コロナ陽性になり帰国困難者になってからというもの≪次の検査でちゃんと陰性が出るか≫という不安が尽きないまま療養生活を送っておりましたが、もう一つ大きな懸念点があったんですね。

それが、オーバーステイになるかもしれない、というもの不安

 

 

 オーバーステイとは

知っている方も多いと思いますが、物凄く簡単に言うと不法滞在のことです笑

私はビザなしで来ており、ヨーロッパのシェンゲン協定の国の中では180日のうち90日しか滞在できません。それを1日でも過ぎるとオーバーステイとなり、要するにステイしていい日数をオーバーするからオーバーステイ(ルー大柴?)、不法滞在者になってしまいます。私は往復航空券を買う時まさか帰りにコロナ陽性になるなんて全く考えておらず(考えろよ)、90日ぎりぎりの日程で手配してしまったのです……!

 

 

 

 

 

 

  スコットランドに旅行したことで実は地味に延びていた滞在期間

これは全くの偶然というか、何も考えてはいなかったのですが、フランス滞在中に計6日間の日程でスコットランドに旅行をしたんですよね。スコットランドはイギリスの構成国ですのでシェンゲン協定の国なんです。要するにスコットランドに滞在中はシェンゲン協定の国から離脱しているので180日の中の90日にカウントされていないはずのです。

 

ただ、いまだに分かっていないのがカウントの仕方。

スコットランドへは10月3日から10月日まで行っていました。計6日間です。このうち初日はフランスを出国した日です。また、旅程最終日はフランスに入国していますのでこの日は90日の中にカウントされます。つまり、スコットランドにまるまるいたのは4日間で、最初の出国日をフランスからいなかったことにできるのかどうかでフランス滞在可能期間が4日延びるのか5日延びるのかが変わってきます。

 

【帰国済】フランスでコロナ陽性になり帰国を延期した話②でも話したように、帰国日はいったん5日間遅らせました。つまり、仮に出国前検査で陰性となり日本に入国できるようになったとして、出国する日を滞在日とカウントするかどうかでオーバーステイかどうかが決まるわけです。

 

 

 

  フランスの日本大使館に問い合わせるが……

 

色々不安になった私はオーバーステイすることになったらどうなってしまうのか、なにか救済措置はあるのかフランスにある日本大使館に電話しました。日本大使館ではもちろん日本人が働いていますので日本語が通じます。

 

電話は自動音声等はなく直接通じたと思います。わりとすぐ女性の方が出て、その人にひとまず事情を説明。その後、そういった事案に関する担当者に代わり再度説明。そして得た答えは……

 

日本大使館でなにかできることはない

 

ということでしたガーン

 

そもそも出入国や滞在に関しては日本大使館が関知できることではなく、すべてフランス側の出入国管理官の判断によるもの、という説明をうけました。妙に納得してしまう私。

 

実際フランスでのワーキングホリデービザを申請したのも日本にあるフランス大使館であり、滞在に関する許可やビザの発給などフランスの滞在にかかわるものは当然フランス側が管理している。日本大使館がどうにかできる問題ではないんですよね。

 

最終的に担当者の方に「フランス側のどこかに相談してみたほうがいいかもしれないですね」と言われ、

 

そうですよね……魂が抜ける

 

と言って電話を切りました。

 

 

  ネットを探り情報収集。しかし有力な情報はなく。。

 

日本大使館との電話でほぼなにも収穫がなかったわけですが、ひとつ気になることが。

 

出国するにあたってそこまでの心配はないのではないか

 

と言われたことです。実際多少オーバーステイしてしまったところでもう出国するのだから、出国を止められることはないだろう。というようなことを言われたのです。それは確かに。ただし、オーバーステイするにあたって次回のフランス入国で不利になることがないか聞いたところ、

 

それは分からない

 

とのことで。。私は今後何回でも何十回でもフランスに来たいのよえーん

 

ツイッターやらネットやらでオーバーステイしてしまった人の話を見ますが、とくに罰則を受けたような方はおらず、またオーバーステイしてしまった人が再入国できたのかどうかといった情報も全く見つからず正直途方に暮れてしまいました。ビザなしで渡航しているわけなので、ビザを延長とかそういう話でもないというのが複雑。オーバーステイしたことある人がビザを申請した際、オーバーステイになってしまった理由を正直に書いたらビザが下りたという話はみましたが……。

 

とあるブログでは学生ビザの延長手続きがうまくいかず(フランスのこういった手続きは職員のミス等でうまくいかないことが多い)、一時期不法滞在状態になったことを書いていた人もいました。しかし事情が違いすぎて参考にならず。

 

 

  次の検査も陽性だったらシェンゲン協定外の国に移動する案もあった

 

答えは出なかったものの、次の検査で陽性となったらシェンゲン協定の国以外に行く案も浮上していました。

オーバーステイになる前に出国してしまおうということです。最後の手段はこれになるだろうと覚悟をしていましたが、ヨーロッパはほとんどの国がシェンゲン協定を結んでいることや、新型コロナ陽性の身で知らない土地に行くというのはあまり現実的な案ではありませんでした。

 

新型コロナウイルスのPCR検査で頻繁に問題になっていたのが、治ったのに何度も陽性が出てしまい帰国できない、というものですね。特にワクチン3回接種が陰性証明の代わりとして使える、となった以前によく問題になっていました。これにより追加で多額のお金がかかってしまった人も多くいましたね。

私に関して言えば、彼氏の実家に居候していたため追加でホテル代がかかるといったこともなく平和に過ごしていたのですが、また陽性になったらオーバーステイになってしまうかもという不安が常にあったのでなかなかつらかったです。

 

ただ、オーバーステイになってしまった場合の出国自体には楽観的ではありました。というのも自国の政策によって出国できなかったという事情があるので、それを説明すれば出国のときにオーバーステイにかかる罰則等が課されることは流石にないだろう、と。問題はまたフランスに入国できるかどうかなんですけど、帰国した今に至ってもよく分かりません不安

 

 

 

  運に助けられ(?)無事PCR検査陰性に。日本帰国へ。

 

そんなこんなで不安な日々を過ごしていたわけですが、症状もほぼ収まり出国前検査2度目に挑んだわけです。検査場は1度目と同じく空港の検査場へ。もちろん予約していきました。1度目の検査では白衣を着たベテランっぽいマダムが検査をやってくれたのですが、2度目はセーヌ川のほとりでワイヤレスイヤホンつけながらランニングしてそうな若い兄ちゃんで全身黒いぴっちりしたスポーツウェアで白衣すら着てませんでした。そんなんでいいんかいっ!と思うとともにフランスってゆるくていいなぁと思いました(笑)

 

受付の人にはなぜか結果が夜の12時になるかもだけどいい?と聞かれ、反射的に「うぃ(はい)」とか言ってしまったけども20時までに結果でるはずなんだが、、、と後になって考え、とはいえ検査を受けないわけにはいかないのでもやもやしました凝視 適当過ぎない?

 

陽性になったときは18時半くらいにメールが来たのですが、2度目の時は19時になっても連絡がこず。もしかして、陰性なのでは? だから遅いのでは? と不安と期待が入り混じった複雑な感情のまま20時になり。

 

そしてついに!!!!!!!!!

 

陰性となったのです!!!!!笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

嬉しいと同時にフランス、そして彼氏と離れなければいけない、という現実が一気に襲ってきます

 

さぁ……荷造りしなきゃ悲しい

 

 

  結局オーバーステイだったのか定かではない

 

出国審査でパスポートを出した際何も言われずスタンプ押されて終了。陽性になったときにもらった陽性証明書を念のため印刷しておきましたが何も聞かれませんでした。今になって思うのはこちらから聞いてみればよかったなと。オーバーステイになっていたか否か。審査員がたぶん一番よくわかっているのではないだろうか。

 

きっと答えが出るのは次にフランスに行くときでしょう。

もし、入国拒否されたら……ブログで報告します滝汗

 

 

と、いうわけでフランスで新型コロナウイルス陽性になった話を書かせていただきました!!状況が若干特殊ですので皆さんの参考になるかは分かりませんが、最後まで読んでいただきありがとうございました!!

 

次回からはもっと楽しい話、フランスでロードトリップした話やスコットランド・エディンバラに行った話を書いていきたいと思います!よろしければそちらも読んでくださいね!!

 

それでは、皆さんもお身体にお気をつけて!!!!

 

Au revoir ニコニコ