ある著名な方で飲食業界で成功されている方の本をKindleで読んだ。
自分も会ったことがある人で創業当時からわりと身近にみてきた
ということもあり、そのリアルな大変さをまじまじと感じ、
同時にやり切って規模拡大をし続けていることは
素直に凄いなと思いながら読んだ。
ただ同時に感じてしまったことがある。
「世のため、地球のため、お客様のため」と強く思いながら
やればやるほど本当にこの方自身は幸せなのだろうか、と。
その本にはその方自身が今幸せに至っているかということは書いてなかったから
実際は知る由もない。ただ、読んでいて少し苦しかった。なぜか自己を犠牲にして
やっているようにも感じてしまった。
過去にこのブログでも書いたことがあるかもしれないが、なによりもまず
自分が幸せにならないといけない。そのうえで家族、周囲の人、そして対外的な
もっと広い範囲でのお客さん、そして地球、環境などより大きな視点に至る。
また、ちょっと関連したことでいうと
「規模が大きいほどより多くの人に価値を届けてる」
これは間違いない
ただし
規模が大きい = より尊い、素晴らしいもの
ではない。規模が小さくても、大きくても尊さ・素晴らしさは同じだ。
自分はそう思う。
例えば地域でやっているお弁当屋さんは半径200m圏内のお客さんが
ほぼ100%だとした場合その圏内以外の人にはかかわっていない。
でも、このお弁当屋さんの尊さは例えばユニクロと同じである。
むしろ、1人1人のお客さんに届ける価値の濃度は、お弁当屋さんのほうが濃いだろう。
規模が大きくなるほど、トラブルも多くなる、人のマネジメントも大変になる。
それは自明だ。
そして、「大変なことも多く、人のマネジメントも大変だけど規模を大きくしてる」
と言われても「頑張ってるんだな」とは思うが、トラブルが多くなるのは
まあそりゃそうだよな、と思ってしまう自分がいる。
それを見越したうえで規模を大きくしてるなら、そのトラブルをことさら公に主張する
必要はないかな、と意地悪な自分が思ってしまう。
結局、価値観に行き着くのだろう。
自分の場合、組織を大きくし過ぎない。自分の目でほぼすべて見える
範囲までしか大きくしない。それは社内もそうだし、お客さんも。
あくまで自分の場合はそのスタイルが好き、ということ。
どうしても、規模が大きいほどフィーチャーされるし目立つ。
でもその素晴らしさが規模が小さい事業と比べて大きいわけではない。
どんな規模であれそれを求めるお客さんに対し誠心誠意価値を届ける、
そのありかたに優劣はなく、どれもみな同等に素晴らしい。
そして、当の本人が苦しそうに自己犠牲でやるのは絶対に違う。
順番はまず自分が第一優先。そのうえで周りを幸せにする、
という順序が必須。それは今後も意識していきたい。