他の資格2 岩崎章浩 | ちょっと強いヤムチャさんのブログ~弁護士岩崎章浩の講義録~

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辰巳法律研究所の講師、岩崎章浩です。
司法試験受験生の皆さんに少しでも有益な情報を提供できれば、と思います。
ただ、自分の受け持っている生徒を大切にしたい(少しでもたくさんの時間予習したい)ので、頻繁に更新できませんが、何卒よろしくお願いいたします。

弁理士資格をクローズアップします。
弁理士資格は弁護士登録をして、研修を受ければ得られます。私も研修を受けたので弁理士の資格をゲットできます。登録してませんが、いずれするでしょう。

弁理士試験は以下の通り、普通に受けるとかなり難関です。司法試験合格ルートは裏道としてありだと考えます。


弁理士とは特許,商標などの出願に際する特許庁への手続の代理業務,知的財産権の仲裁代理,特許法などに規定される訴訟代理を扱う知的財産法の専門家である。
その資格を得るためには様々な方法があり,1つは弁理士試験に合格した上で実務修習を行うこと,その他に特許庁の審査官または審判官として通算7年以上審査または審判の事務に従事すること,また弁護士資格を有する者は日本弁理士会に登録することで弁理士となることができる。
以下は弁理士試験について触れていく。
弁理士試験のステップは3つあり,最初に短答式(択一式)試験,それにパスした者が論文式試験を受験することができ,さらにパスすることで最後の口述試験を受験することができる。
短答式試験では特許法・実用新案法,意匠法,商標法,工業所有権に関する条約,著作権法・不正競争防止法の5科目が問われ,各科目最低40%の得点と全体で65%の得点という基準と工業所有権審議会が認めた基準を満たすことが要求される。
次の論文試験では工業所有権に関連する法令として特許・実用新案に関する法令,意匠に関する法令,商標に関する法令が必須科目として問われ,選択科目として理工学系の科目5種,民法(総則,物権,債権)の計6種から1科目を選択する。合格基準は必須科目で47点以上かつ工業所有権審議会の認めた点以上であること,選択科目で60%以上を得点することである。
最後の口述試験(面接)では論文試験必須科目でも問われた工業所有権に関連する法令が今一度問われ,ABCの三段階評価のC評価が2つ以上つかないことが合格の条件である。
これら試験の最終合格者率は例年5~10%となっている。

HEROリーガルグループ

岩崎章浩