今日は立夏!
古代中国では、皇帝が文武百官を引き連れて都の南方の郊外へ出向き「夏」を迎えるために大々的な式典が執り行っていました。
というのも「夏」って漢字には「大」という意味もあり。
春に蒔いた種が大きく成長し、秋に豊作になるよう祈祷。
孔明先生の出師表で有名な「危急存亡の秋(とき)」
時ではなく、秋と書くのは秋は収穫の時期で最も重要な時期だから。
古代中国の夏を迎える儀式では、み〜んな朱色の礼服や装飾品を纏(まと)っていたそうです。
人だけじゃなく、馬や旗も。馬具も旗も全て朱色。
豊作の祈りと願いを込めて朱色、なんだとか。
日本の神社の鳥居が朱色な理由は
*朱色が魔力、災厄を防ぐ色と考えられているから
*神様のお力を高める役割がある
からだそうです。
因みに三国志、蜀の旗印も朱色だと孔明先生の文霊が教えてくれました。
武侯墓の門も言われてみれば、朱色!!!
日本でも中国でも朱色って特別な色なんですね!
因み
夏を迎える儀式の後、宮廷では冬場に貯蔵していた氷を帝が文武百官に下賜していたそうです。
暑い夏を迎える儀式の後に氷って熱中症予防にもなるし、
古代中国で電化製品のない時代に氷とは!!有難さ半端なし!
しかも、帝からいただけるとは。
これはもう、忠誠を尽くさずにはいられません!!
冬場の雪や氷を貯蔵する技術と発想が古代中国、半端なく凄偉大
今年のゴールデンウィークも自粛でどこにも行けませんが、古代中国文化に学んだり、その場を想像したりして時空旅行を楽しむのもまた一興です
ご覧のブログは孔明先生を人生の師と仰いでいる諸葛丞相.comの諸葛流文霊(あやだま)想作家・玄子(げんし)がお伝えしています!
*文霊(あやだま)とは?
時代、時空、国境を越えて読む人の心を動かす力を持っている文字には霊(魂、精神)が宿っているという概念から生まれた玄子の造語です。
今日の問わず語り
三国志の時代に始まったと噂される立夏の風習はこちら