今日はお悩み相談の手紙をご紹介します
後漢末期の荊州にお住まいの劉琦さんからです。
関羽殿から愛馬を借りたらしく、赤兎馬便(速達)で届いています。
相談内容はー
継母に命を狙われています!
助けてください!!
以上。
孔明先生は「何故他人の家庭の事情まで悩みを受け付けねばならぬのです?
他人の家庭に首を突っ込むとロクなことはありません」
悩み相談を却下しようとしましたが、劉琦さんは
「だったら、いいです!」
継母に殺されるくらいなら、自分で、と自害をほのめかすではありませんか!
ここまでされたら・・・と孔明先生が劉琦さんに授けたアドバイスがこちら
孔明先生の文霊
君不見申生在內而危 重耳在外而安乎?
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三国志より。
気が向いた時限定*古代漢語メモ
*「君」は古代中国で二人称の尊称として用いられていました。
現代中国語の「您」的な感じです。
ここでは劉琦さんのこと。
*「見」は見る、ではなく「聞く」
*「乎」は疑問文。現代中国語の「吗」に相当します。
重耳のお話は↑でご覧になれます。
超絶余談重耳を演じている俳優さんは、三國演義で郭嘉様を演じた方だったのでテンション上がりました。
孔明先生から生き延びる術を授かった劉琦さんは家に帰ると早速、父上に転勤を願い出て継母の毒牙を免れることに成功!
よかったですね!
今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
ご覧のブログは諸葛孔明先生に魂ドカン!
孔明先生を人生の師と仰いでいる諸葛丞相.comの諸葛流文霊(あやだま)想作家・玄子(げんし)がお伝えしています!
*文霊(あやだま)とは?
時代、時空、国境を越えて読む人の心を動かす力を持っている文字には霊(魂、精神)が宿っているという概念から生まれた玄子の造語です。