三国志作家の玄子(げんし)です。
1800年前といえど、三国志に出てくる人物達も生身の人間。
同じ一人の人間。
なので、当然、時代と国は違えど価値観が合う、合わないって人それぞれあります。
例えば私は
三国志が好き好き好き好き好き好き、愛してる
←(一休さんの歌ノリで)ですが


ドジョウならぬドンジュオ〜が出てきたら、こんにちは
する前に、逃げます!

ドンジュオ〜って誰よっていうと、この人
董卓(Dong zhuo )トウタクってやつです。
台中で関帝廟へお参りしたら、
なぜか帰り道、こいつに遭ってしまった



なんか、董卓が指名手配されてるみたいな感じだったので、つい写真を撮ってしまいました

董卓、台中に現る!?
これって、、、関羽様、董卓を倒せってことですか!?
む、無理です!!
関わりたくないので、逃げます!!!
ってことで、三国志が好きと言っても、合わない人、無理な人はいます。
だって、、、人間だもの

が!若い頃はいいやつだったことも。
董卓は権力を手にすると人間って変わるんだよってことをダイナミックに表現しています。
そこまでしなくていいよってくらい、手加減容赦なく三国志を乱世にしまくってくれました。
おかげで英雄たちの志に火をつけるので、三国志の重要人物です。欠かせません。
何しろ、忘れ去られた頃に、孔明先生が、かの有名な「天下三分の計」で冒頭に董卓の名前を出してくるほど!
それだけでもすでに色々、只者じゃないのです!
きっと董卓には、董卓なりの事情や、心境の変化があったのでしょう。
なので「自分三国志」に登場させるときは、私情は(出来る限り)挟まずに、登場人物の心に寄り添い、、、
董卓に寄り添うの?

三国志の登場人物である前に、一人の人間としての魅力とか信念とか、学べる何かを見出せたらと思っています。
一見、難しそうとも思いましたが、きっと、相手が董卓であろうとも大丈夫!
実はこの作業、不思議なことに、かなり楽しいのです。
大学時代に友達が立ち上げたHPに三国志の登場人物紹介記事を提供していたことがありました。
一人ひとりを紹介する形式だったので、その都度、一人ひとりと真剣に時間をかけて向き合いました。
その時に感じたのは、思わず共感してしまう「だって人間だものポイント」がそれぞれにあったこと。
それはきっと、後世の人間として批評するって姿勢ではなく、同じ一人の人間としてって視点で寄り添ったからこそ見出せた、時空を超えて伝わってきた一面。
だからきっと、価値観が合わなくても
董卓発見!!!って士気が上がったのかもしれません。
関羽様はそんな「同じ一人の人間」視点で三国志縁義を書きなさいって伝えたかった、、、ことにします♪
董卓を倒すのは、虎牢関の戦いに集った群雄の皆様にお任せしまぁす!
董卓って何したの?
虎牢関の戦いって何?
って方は、これから世に出る三国志縁義の中で実際に体験しちゃってください!
董卓の前に、張角と黄巾の乱から始まるのでお楽しみに〜!