諸葛丞相に私淑(ししゅく)している
文霊(あやだま)想作家の玄子(げんし)です。
孔明先生との時空を超えた
奇跡の絆物語は
孔明先生への信(中国語で手紙)と題して
から始まり、最新話
まで、私の人生に起きた実話をお届けしています。
目次の一覧は、こちら です。
◆◇◆◇◆43◇◆◇◆◇
「成都行きは午前零時発だから」
おっちゃんは、2,3度繰り返して
念を押すとそのまま切符を買いに行き・・・
もう、戻ってくることありませんでした!
ウワァァ━━。゚(゚´Д`゚)゚。━━ン!!
え?何が起こったの?かといえば
おっちゃんの身に危険や事故が
起こったわけではありません。
お金を持ち逃げされたんです!
切符代そのままそっくり
持ち逃げされました。
値段が安かったからまだいいとか
パスポートじゃなくてよかったねって
自分を慰める余裕すらなく
こういう状況に陥ると
頭が真っ白になって
内臓が空っぽになって
お腹に力が入らなくなる感じです。
おっちゃんのせめてもの
生き残った良心の一言が
成都行きの時間を何度も何度も
念入りに伝えたことで
何の疑いもせず
言われるがままに
馬鹿正直に金を出した
日本人留学生へのせめてもの
、、、だったんでしょうね。
結局、わずかに残った気力を振り絞って
頑張って並んで切符を購入。
こんなことなら始めから
自分で購入すれば良かったね。
疲れていると警戒力も大幅になくなって
普段なら絶対にしないようなことをしたり
つい、甘い言葉に負けてしまいますが
自分のことは
責任をもって死んでも自力でやれ!
ってことですね(T▽T;)
勝って兜の緒を締めよ
疲れたら財布のひもを締めよ、ですね!
次回は
お付き合いくだされ〜。