朝食は買ってきたパンとか。

 自分で作るそれはハードだが、買ってきたものはふんわりしていて、今の私にはうれしい。ふんわりしたものを食べたいし、ふんわりと肌触りのよいものが心地よい。




少しの朝食と少しの幸せ



 今朝も少量の出血があったので、なるべく布団の中で過ごすようにしている。

 寝室には、夫のベッドと、私の敷きっぱなしの布団が、ある。枕元には、小さな灯りと、図書館で借りてきた本が積んである。

 布団と読書、これ至福なり。

 昨日読んだのは、井上荒野「切羽まで」。簡素な行間から匂いたつ秘めやかな恋が、妙にリアルだった。何も起こらず、恋は恋のまま終わる。

 切羽、とは、トンネルを掘り進める時の先端のことらしい。出来上がったころには、なくなるのだ。

 今は川上弘美「どこから行っても遠い町」を読んでいる。ふんわりとした物語で、ふんわりとした布団にくるまりながら、眠るまでのひととき、小説の中の町をさまよう。