中国・杭州市にある日系回転寿司チェーン「スシロー」の店舗で、待ち時間が最大3000組に達し、整理番号が転売される事態が発生し、消費者からの集団苦情に発展しています。
現地の人気店舗では、ピーク時に3000組以上が順番待ちとなり、待ち時間は3時間を超えるのが常態化しています。オンライン予約も1か月前から争奪戦となっており、午前11時に整理券を取得しても、午後2時の時点でなお2000組以上待つケースも報告されています。
こうした状況の中、「黄牛」と呼ばれる転売業者が暗躍しています。整理番号は平日で30~60元(約600~1200円)、週末には120元(約2400円)、一部店舗では300元(約6000円)にまで高騰しています。転売グループは役割分担を行い、代行で並ぶ人員を雇ったり、現地やSNSで販売したりするなど組織的に運営されています。かつらや変装で同一人物と判別されないよう工夫し、監視をかいくぐる手口も確認されています。
本来、店舗側は「実名制での整理券取得」や「1人1枚制限」などの対策を導入していますが、顔認証が徹底されていないため、実効性に欠けているのが実情です。加えて、手頃な価格帯(1皿8~10元)とSNSでの人気が来店客の急増を招き、供給が追いついていません。
専門家は、顔認証の導入や不正取得の監視強化、オンラインでの転売取り締まり、さらには法的措置の強化など、多方面での対策が必要だと指摘しています。なお、転売番号の購入には無効番号や使い回しなどの詐欺リスクもあり、消費者への注意喚起も行われています。

