中国メディア・捜狐新聞(7月25日)は、甘粛省酒泉市の商業施設でコスプレイベントを楽しんでいた若者が暴行を受け怪我を負う事件が発生したと報じています。今月21日、この商業施設ではダンスやコスプレイベントなどが開催され、多くのコスプレイヤーが参加していました。
こうした中、日本の着物をモチーフにしたキャラクターのコスプレをしていた複数の若者が突然、近くにいた中年男性に殴られる事件が発生したと報じています。この男は若者に向かって「その気持ち悪い服装はやめろ!」「外来文化の侵略を受け入れやがって!」などと大声で叫んでいたといいます。男の暴行によって1名が頭部に怪我を負い男は駆け付けた警察に暴行罪の容疑で連行され、現在取り調べが行われていると報じられています。
中国では今月にも、コスプレイベントで漫画「鬼滅の刃」の禰󠄀豆子のコスプレをしていた若い女性が会場の警備員に入場を拒否される事件が発生していました。これまでこうした極端な歪んだ自称愛国者を中国の世論であると対外的に利用してきた中国ですが、今回のようにブーメランとなって自国民を苦しめる結果となっています。