12歳未満の男児 女児を殺害し6ヶ月で復学 | 周来友 オフィシャルブログ

周来友 オフィシャルブログ

中国出身のジャーナリスト、タレント。
公式ホームページ:http://zhoulaiyou.jp

少年犯罪の低年齢化や悪質性が顕著となる中国では、法改正により満12歳以上から刑事責任を問えることが可能となりました。一方で、実際には18歳未満の未成年者には、無期懲役や極刑が下されることはありません。


こうした中、湖北省では4歳の女児を殺害した12歳未満の少年へのあまりにも軽い刑罰に当局への批判の声が高まっています。


中国メディア・網易(3月18日)は昨年8月30日、湖北省で12歳未満の少年が4歳の女子を首を絞め殺害し、女子の遺体を肥溜めに遺棄しその後、木材などを遺体の上に置き犯行を隠蔽する事件が起こっていたことを報じています。





殺害された女児の父親によると、この男児は事件後、更生施設に送られ、6ヶ月の更生期間を経て更生が終了、すでに通常の学校生活を送っているとメディアの取材に証言しています。女児の父親は、これまで刑事事件として男児を裁いてほしいと当局に訴えていましたが、地元公安部は当時男児が12歳未満で、刑事責任を問うことが出来ないという判断を下していたのです。


中国のネット上では、「自分が父親の立場なら法で裁けないのなら自分で手を下す判断をする」「人殺しをしておいて隠蔽工作までするような奴は更生など出来ない。年齢に関係なく刑事責任を追及するべき」「こいつがまた人殺ししたら公安部が責任とるの?」などの声が寄せられています。