Jリーグ・ガンバ大阪所属の張奥林が日本国籍取得 中国からは応援コメント | 周来友 オフィシャルブログ

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中国出身のジャーナリスト、タレント。
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スポーツ選手にとって自身の国籍は選手として生きていく上で非常に重要な要素となります。女子ソフトボール日本代表監督に宇津木麗華氏は、95年に中国籍から日本国籍を取得。卓球日本代表の張本智和選手は2014年に中国籍から日本国籍を取得しています。



今回、Jリーグ・ガンバ大阪所属の張奥林(ちょう おうりん)選手が中国籍から日本国籍となったことが中国メディアで報じられ、中国で大きな議論を呼んでいます。

中国メディア・今日頭条(3月3日)は、張奥林選手について、「大阪府大阪市出身の張奥林選手が今季から正式にガンバ大阪の所属となった。Jリーグの公式サイトで正式に日本国籍を取得したことが分かる」と報じています。中国のSNS上では3000近いコメントが寄せられ、「賄賂と汚職まみれの中国サッカーリーグを見ていれば日本の方が健全にサッカーが出来る。当然の選択だ」「張本くんに続いてまたか。サッカーなら日本の環境の方が良いし理解出来る」など、支持するコメントが多く寄せられた一方で、「祖国を捨てるのか」「中国人としての誇りはどうした」など的外れなコメントも寄せられていました。

中国サッカー界は現在、汚職の蔓延により代表選手や監督、サッカー協会関係者が次々と逮捕されるなど異常事態となっており、国民から厳しい目を向けられてきました。こうした国内事情もあり、張奥林選手の選択に対して、多くの支持するコメントが寄せられているのです。