ジャッキーチェン 中国でファーウェイ製スマホの購入アピール？

9月22日から発売が開始されるiPhone15シリーズ。中国国内で約30％のシェアを誇るiPhoneですが、この牙城を崩そうとファーウェイは今月、国産チップを搭載した新型機種・Mate60シリーズを発売。さらに、25日には折りたたみスマホ・Mate X5の発売を発表しています。こうした中、中国では意外な人物がファーウェイ製スマホを買い求める姿を報じています。

中国メディア・捜狐新聞(9月11日)は、中国四川省成都市内のファーウェイ店舗に、ジャッキーチェンが現れ、Mate60の展示品を触る様子がSNSで拡散されていることを報じています。拡散されている動画からは、ジャッキーが店員に同機種の在庫を尋ねる様子も確認できます。

最終的に、ジャッキーはファーウェイのMate X3を購入したことが確認されています。中国のネットユーザーからは、「P９シリーズから国産スマホを使い続けるジャッキーは、本当の愛国者だ」「iPhoneを使っているやつはアメリカの犬だ」「中国人なら国産スマホを使うべき」などの声が寄せられています。

中国では昨年、人気アクション俳優・ウー・ジンがiPhoneを使っていたことが発覚し、中国のネット上で「売国奴」などと非難するコメントが殺到し炎上する事態となっていました。iPhoneと中国国産スマホ、どちらを使用するかが、まるで踏み絵の状況となっている中国。わざわざ店舗に出向き、国産スマホの購入をアピールしていたジャッキー。こうした行動の背景には、中国のこのような事情もあったのかもしれません。