中国で注目の美魔女裁判 一審判決は死刑 | 周来友 オフィシャルブログ

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中国出身のジャーナリスト、タレント。
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現在、中国江西省南昌市の裁判所ではある女性の裁判が行われており、その判決に注目が集まっています。中国メディアが「美魔女裁判」と報じているこの裁判では、被告女性の逃亡中の生活にも関心が寄せられています。



すでに昨年の一審判決で死刑判決が下された被告女性の労栄枝(48)は事件当時、小学校教師を経てキャバレーで接客業に就いていました。その後、交際相手の男性と共謀し金銭目的で富裕層の客をターゲットに、合わせて7名の男性を殺害したのです。共犯の男は1999年に逮捕されすでに死刑が執行されています。

女はその後も中国各地のキャバレーを転々とし逃亡を続け、2019年11月28日に福建省厦門市のショッピングモールにいたところを、公安当局に見つかりようやくその逃亡生活は幕を閉じたのです。女は一審判決で下った死刑判決を不服とし、今月18日から始まった二審裁判では、女は共謀相手の男から脅され事件に加担させられていたことを訴え、また男から性的暴行を受け何度も堕胎させられていたことなどを明かし、減刑を求める発言をしています。



現在までに女は複数の被害者の拉致や監禁に加担したことは認めていますが、殺害については実行していないとして主張しています。被害者の遺族たちも今回の裁判を傍聴しており遺族からは死刑判決を望む声が寄せられています。