中国最大手の通販サイト「京東」の創業者が今、中国では大きな議論の的となっています。アメリカや中国のメディアの報道から、先月31日、同社の創業者でCEOの劉強東がアメリカで女性を強姦したとして逮捕されていたことが分かったのです。
メディアによると劉氏は31日、アメリカ・ミネソタ州に出張中、留学生のアジア系女性に性的暴行を加えたものの、翌日9月1日には保釈されたといいます。
京東は公式ホームページ上に今回の事件に関するコメントを掲載。「劉CEOは誤った証拠により逮捕されたものの無実が証明されたことにより釈放され、すでに通常業務に戻っている」と発表しました。ただ、地元当局が「暴行事件についてはまだ捜査が行われている」と発表しているところをみると、完全に劉氏の無実が証明されたわけではないようです。
ニューヨーク・タイムズによると、劉氏が2015年に出席したパーティーでも、終了後に男性参加者が女性参加者を強姦する事件があったといいます。
中国最大手の通販サイトを運営し、時価総額500億円の大企業として知られる京東ですが、CEOの強姦疑惑にその行く末が大きく揺らいでいます。