周来友 オフィシャルブログ

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中国出身のジャーナリスト、タレント。
公式ホームページ:http://zhoulaiyou.jp

香港の名門・嶺南(リンナン)大学の学士学位編入課程に在籍していた中国出身の学生2人が、英語能力試験トーフル(TOEFL)の合格成績を虚偽申告し、卒業資格を得ようとした事件で、22歳の女子学生が実刑判決を受けました。香港の裁判所は今月2日、被告に対し懲役3か月の判決を言い渡しました。



裁判官は判決理由の中で、「不正に取得した成績を用いて就職や進学を続ければ、学歴を“洗浄”することになり、マネーロンダリングに類似する行為だ」と厳しく批判し、本件は悪質で実刑が必要だと指摘しました。

被告は中国福建省在住の黄鑫怡被告(22)で、2024年5月27日、嶺南大学の職員に対し、基準を満たすトーフルの成績を取得したと虚偽申告し、大学の卒業認定および「公共管理及びスマート・ガバナンス社会科学学士」の学位を取得しようとした罪に問われていました。被告は罪を認め、大学から108時間の奉仕活動処分を受けたほか、その後に正式な英語試験で合格点を取得し、現在は香港の別の大学で修士課程に在籍しているとして情状酌量を求めました。

判決によりますと、被告は2022年9月に同学科へ入学し、2024年卒業予定でした。卒業条件として、トーフル87点以上またはIELTS6.5以上の英語能力証明が求められていましたが、提出された成績表の写真が本人と一致しないことから不正が発覚しました。調査の結果、被告は代行受験、いわゆる「替え玉受験」を依頼していたことを認めました。なお、同様の手口で不正を行った24歳の男子学生も、すでに懲役3か月の判決を受けています。

日本でもTOEICの不正受験に関与したとして中国人留学生が逮捕される事件が発生していますが、中国人向けのSNSでは現在もTOEICやTOEFL、日本語能力試験などでの不正受験を斡旋する業者の宣伝が大量に投稿されています。