こんにちは!シャルなの★

メイさんに見事に悪意を伝えることに成功しているの。

調子に乗った私はどんどん続けてメイさんに言わせてやることにしたの。


シャル「デルのことは、本当は嫌いなの。もう一緒にいたくないの。」

メイ「デルのことは、法等は嫌いなの。もう一緒にいたくないの。」



やったの!!

またメイさんに言わすことができたの!!

これでもっとメイさんとデルさんが喧嘩してくれるはずなの!!!



・・・・・。

それにしても、メイさんは本当に操りやすい人なの。

なんでここまで私の思うように言ってくれるの?



デル「・・・・・・。」


メイ「ちょ、・・・・また!? お、おかしいんだ、ほんと、ホントなんだよ!?」


デル「・・・・・そうですね。」


メイ「デル!!わかってくれたの?」


デル「・・・・・確かに、メイさんほどの意地悪な人なら、何の唐突もなく変なことをいう可能性もあるわけですが、今の流れはどうもそんな感じではないですね・・・?」


メイ「そう!!そうなんだよ!!さすがデル!!」


デル「私の生まれながらにして持っている記憶領域にそのような悪意を伝える存在のデータがあります。人の心に住み着く小悪魔。。。。急に悪いことを言い出すのは大体こいつの仕業だとか。。。。」


メイ「!!!そう、それだよ!!私、きっとそいつに操られてるんだ!!」


デル「ですが・・・・・。その小悪魔はそれほど大した力は持っていないという情報もあります。 あくまできっかけを与えるだけで、言い出すのは本人の意志が大きく由来すると。。。。」


メイ「そ、そんな・・・。。。」


デル「メイさん?本当は私のこと嫌いなんですか・・・・? 初めのほうは冗談でからかわれているのかと思いましたけど、もし本当にからかうつもりで言ったのではなく、小悪魔に言わされたのだとしたらもっとたちが悪いです。私・・・・・・メイさんのことは本当に信頼できる人だと・・・・・・。」


メイ「デル・・・・。。」



!?

ピロピロリン!!

シャルはレベルが10上がった!!

ちょ、ちょっと、信じられないの。。。。

なんだか思いのほか険悪な方向に話が進んでいるの。

私がちょこっと言っただけなのに、ここまで変な方向に会話が流れていくなんて、私のレベルからしておかしいの!!


そのおかげで大きくレベルアップはしているのだけれど、どういうことなの・・・・?


デル「しばらく・・・・ひとりにしてください・・・・。」


メイ「デル、違うのよ!!デルーーーー!!」


デル「・・・・・・。」


メイ「・・・・・・・。行っちゃった。」



デルさんはテレポートしてどこかに行ってしまったの。

あとには一人メイさんが残されているの。

とても悲しそうな顔をしているの。。。。

なんだか心が痛むの、小悪魔なのに、この心の痛みはおかしいの?

ともかく、何だか様子がおかしいの。



デルさんがテレポートで消えた陰からひっそりと現れた姿。。。

あれは・・・・・バイザー先輩!?

まさか・・・・、バイザー先輩がデルさんに囁いていたということなの?


そういうことなら理解できるの。

先輩の強烈な囁きのスキルによって、デルさんはあんなことを言い出してしまったの。

しかも、デルさんの場合、メイさんのように突拍子もない感じで言ったわけじゃないの。

だから、デルさんは自分で考えて発言したことだと信じているに違いないの。。。



シャル「バイザー先輩!!」


バイザー「ふふふ、シャル。やったじゃない?」


シャル「は・・・・・はい、なの・・・・。」


バイザー「あら、あまりうれしそうじゃないわね?初めて囁きが成功して、そのうえレベルが10も上がったのでしょう? もっと喜んだらいいんじゃない?」


シャル「はい・・・なの。バイザー先輩のおかげでいっぱいレベルアップできましたの。ありがとうございます・・・・なの。」


バイザー「ふふふ、でも、まだまだこれくらいで満足していたらだめよ、シャル?」


シャル「え?」


バイザー「私は今からデルさんの後を追ってさらに追い討ちをかまそうと思っているの、メイさんとデルさんの関係をこのチャンスにズタズタにしてしまうのよ!!」


シャル「な・・・・・・まだ、するの?ちょっとかわいそうなの。。。。」


バイザー「あら、シャル、あなた小悪魔のくせに可哀想とかいう感情があるの? 変わった子ね。 そんなものは不要だからなくしてしまいなさい。」


シャル「・・・・・・。」


バイザー「さぁ、行くわよ!!」


シャル「はい、なの。。。。」



私はお世話になっているバイザー先輩の言うことを聞くことにしたの。

確かに小悪魔として、かわいそうなんて考えを持っていたらダメダメなの。

でも、本当にこれでいいの?

私はかなり迷っているの。。。。



そして、このまま続けていくうちに、私たちが想像しているよりもはるかにやばい方向に話は進んでいくということに、私もバイザー先輩もまだ気が付いていなかったの。