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のだ。

「おらぁ!」nixon 偽物

 ロゼッタの剣で召喚されたばかりの魔物達が次々と切り伏せられる。サイクロプスでさえ、無防備な首にロゼッタの大剣を振り下ろされてはたまったものではない。
 その戦い方を見ていた仲間達は反則的なロゼッタの方法に最初こそ驚いたが、それは上手い手段だと次々に彼女に習い始めた。

「ずるくない、ロゼッタ?」
「魔物相手に、おきれいな戦いなんぞやってられるかよ! 勝ちゃあいいんだよ!」

 返り血を浴びながら特攻するロゼッタに、引きずられるように仲間達は続いた。その一方で、冷静にイライザはマンイーターのみを捕えていた。彼女は最短距離で敵を切り伏せると、マンイーターの首達の前に立ったのである。
 炎が映す赤い光景に、冷静なはずのイライザの表情もやや紅潮して見える。

「邪悪なる霊よ、去れ」
「どうしてぇ」
「私はお腹が空いただけだよ」
「ちょっとくらい、いいじゃない」

 マンイーターのそれぞれにの訴えにも、イライザは動じない。彼女は改めて双剣を構えると、一つ軽く蹴り上げ頭の上で回転を始めた。その声に気迫がこもる。

「人を食らうなど、たとえ容姿が子どもとて同じ人として許せると思うな!」ニクソン ゴールド 時計

 気合一閃、振り下ろされる双剣にマンイーターの首のうち一本が切り落とされる。それを合図に、壮絶な戦いが始まった。残る首は6本。イライザは再び剣を頭上で回しながらその全てを牽制する。そしてにらみ合いというにはあまりに短い時間でマンイーターは動いた。元々堪え性もない少女の霊。待ちの戦法などありえない。
 マンイーターの首が一本迫り、イライザは先ほどと同様に袈裟懸けに斬り下した。直後、がら空きとなったイライザの背後に二本目の首が迫るが、イライザは振り下ろして地面に刺さった剣を上に蹴り上げると、その反動を利用して自分の体を軸にし、斜め上から首を斬り落としたのだ。
 だが二本の首を落とされようが、マンイーターの食欲を止めるほどではない。背後からさらに迫る二本の首にイライザは気が付くと、剣を逆に地面に突き立て一歩強く地面を蹴った。そのまま剣に駆けあがり、まるで棒高跳びをするように高く彼女は飛んだのだ。マンイーターの首はイライザの下を通過し、そのまま飛び上がる時に抜いた剣をイライザは二つの首の振り下ろしてとどめを刺したのだった。
 そしてイライザが振り返る頃には、残る二本はロゼッタが片付けた所だった。地面に落ちた首にも、他の仲間がとどめを刺している。ロゼッタは剣についた血糊を振り払いがてら、大剣を肩に乗せながら上機嫌そうにイライザに話しかけた。

「アルネリアの姉ちゃん、やるじゃねぇの」
「どうも。あと私の名前は『姉ちゃん』ではなく、イライザです」
「そうかよ。じゃあイライザの姉ちゃん」

 悪びれもなくそういうロゼッタを見て、イライザはロゼッタの性格を理解した。真面目な人間ほどからかって遊ぶ種類の人間なのだ。ミリアザールにもそういうところがあるから、なんとなくイライザは理解できた。真面目に相手にすると疲れるだけだと。
 それでもロゼッタはお構いなくイライザに話しかけるが。

「ところでイライザちゃんよぉ」
「なんですか?」
「ズボンが多少きついんじゃねぇか? 下着が食い込んで形が透けちまってるぜ?」

 その言葉に、イライザがばっとお尻を隠した。それに顔も赤くなっている。その可愛らしい反応を見て、ロゼッタはにたりと笑みをこぼした。

「お、可愛い反応だねぇ。だけどかわいい顔に見合わず、エグイのはいてるじゃねぇの」
「べ、別にそんなことはありませんっ」
「趣味か?
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