第二シーズンまで無事に配信された「アウトランダー」
続きが気になる~。来年まで待てな~い。
という気持ちを紛らわそうと、シーズン1から順に感想を書いてみるということを思いついた。
でも、挫折する自信満々(とくに第一シーズン終盤)なので、まあ、気に入ったシーンだけピックアップして、好き勝手に書く予定。


第一話「サセナッフ」

春にAXNミステリーで一話だけ放送されたときに見た。
前情報ゼロだったから、ド肝を抜かれたよ・・。
てっきり、ちょっと不気味な、ホラーじみたサスペンスかと思ってた。
まさかタイムスリップものだったなんて・・(笑)

けだるくて説明的で、ちょっと退屈で、無駄にエロいわりに萌え要素はゼロ・・な前半。
ところがどっこい、タイムスリップすると、突然、躍動的で、スピード感があって、色彩やかで・・・
キルト姿のマッチョな男たちが剣を持って戦う。馬を駆る。ケガをする。
それだけでじゅうぶん萌えシチュエーションだってのに、イケメンのケガの治療をしてあげるだの、馬に相乗りするだの、きわめつけはキルトにくるまって一緒に雨よけ・・
これでもかと繰り出す「おいしすぎる展開」が、女子の妄想に食い込む。(笑)

なんてったって、ジェイミー。
この、絶句するほどいい男。
ワイルドで、美しくて、たくましくて、しかも可愛いときた。
もう、なんというか・・

次 元 が ち が う


では、前半はさくっとすっ飛ばして・・(笑)
魅惑のジェイミー初登場シーンを見てみましょう。
クレアが、彼の肩の脱臼をハメるにあたり、
「痛いわよ」
と、宣言すると、ジェイミーが目を見開いて、覚悟をきめてうなずくところ。

みてみて、このダダ漏れな魅力。(笑)
暗くて、薄汚れてて、彼がどれほどの美男子かも、どれほど完璧な肉体美を誇っているかも、この時点では正直、よくわかんなかった。
それでも、この目よ。きっと見据えた目力。
度胸の座った男らしさはもちろんだけど、なんとも素直でオープンな、安心できる人柄を感じるじゃございませんか。
得体のしれない集団だけど、少なくとも彼は話のわかる人間だろう、信じてもいいかもしれないって、思っちゃうでしょ、この目を見たら。

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字幕版では、クレアのセリフが「我慢して。」になってる。
これほど我慢強そうな、屈強な男に向かって我慢しろと言う?(私は言えない。)
This is the worst part.
ここは看護婦らしく、「痛いわよ」もしくは「ちょっと痛いわよ」と脳内変換しておく。


さて、初登場シーンもいいけれど、私が一番好きなのは、逃げようとするクレアを連れ戻すときの、このセリフ。

「歩かないなら、肩に担いで連れていこう。俺にそうさせたいか?」

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脱臼した自分の肩を人質に、”看護師”クレアに脅しをかける。
・・この血みどろで、凶悪な顔で。

彼は、わかってる。
クレアが、患者を痛めつけるような真似ができないってことも。
この野蛮なご一行様の中で、彼女が唯一気を許して頼れるのは自分だってことも。
強がってはいるが、彼女自身も、自分たちと一緒にいるほうが安全だとわかってるってことも。
その自信あってこその、このドヤ顔。
屈強なだけじゃなくて、知恵も見識もユーモアもある策士。

・・・ああ、完全に陥落。(笑)


そうそう、もうひとり、ドゥーガル・マッケンジーについてもちょっと語りたい。
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けっこう好きなのよね。
クレアが悪態をつきながらも、実はちゃっかりジェイミーといちゃついてるのを見抜いて、すかさず水を差す。
その、冷静沈着かつトゲのある物言い、生徒指導の先生ばりに意地悪なタイミング。
男前な髭も、男前なキルト姿も、男前なベレー帽も、好き。

ジェイミー役のサム・ヒューアンはスコットランド人で、キルトもすごく似合っていて、ハイランド人としてハマってるけど、キルト以外のどんな服でも素敵に着こなしそう。
でも、このドゥーガルを演じるグレアム・マクタビッシュ・・・名前からして当然スコットランド人・・・ったら、もはやキルト姿しかありえない。想像できない!!!

かつては「24」にも出てたし、記憶に新しいところでは「ホビット」のドワーフの一人で出ていた、オールマイティーなベテラン俳優さん。
でもこのドラマの中では、この地から一歩も出たことのない、生え抜きのハイランド人にしか見えない。
彼は毎日この服装で生きてるに違いないとさえ思う。
素晴らしくカッコよい。

クレアは・・・
ドゥーガルに対していつも喧嘩腰。
まあ、拘束されてるという屈辱感からくる反発なのかもしれないけど、
ジェイミーへの態度と違いすぎるだろっ。
っていうか、ジェイミーといちゃつくのをいちいち邪魔されるからにきまってる。
タイムスリップして数時間でこれだもんな・・(笑)
しょせん・・・若さと美貌がいちばん・・・か。