毎回楽しみなレイアウト。
レイアウトの製作者がいて、いろいろ聞けるのは大いに参考になる。
今回も新作から気になったレイアウトを。
まず目についたんがコレやね。
定番的な構成やが、高低差、全体の色調や植生など秀逸やね。
奥のダムの水色と、鉄橋のクリームのコントラストがうまく組み合ってるが、居合わせた作者が補色関係なんでダムは水色にしたと。
鉄道模型のレイアウトで 補色 を意識していると言ったヲタははじめてやね 😊
上のモジュールの構成を、人工物に置き換えたのが、下のジオラマ。
交差点を中心に、高いモノトーンの建物を配している。
歩行者の流れはもう少しメリハリをつけても良かったと思う。
人工物中心であれば、情報量を増やさないとジオラマが成り立たないので、構成に一工夫が必要な上に製作には時間と手間がかかる。
単位面積当たりの山林と都会のレイアウトに落とし込むべき情報量を比べれば自明やろ 🤔
このモジュールは、最初に紹介したモジュールの横にあったんやけど、やはり秀逸やね。
そもそもこの程度の長さであれば、組線路を使うやろが、フレキを使用しているところからして、かなり気合いが入っている 🤭
高低差もあり、樹木の緑の濃淡、疎密など細かいところまで配慮されている。
彩度を抑えたと作者が説明していたが、彩度という言葉自体、鉄模ヲタから初めて聞いたわ。
鉄道模型のレイアウトも、プラモの優れたジオラマと同じように、ある程度の原理原則や理論的裏付けで製作していく時代にようやくなって来てるようや 😊
今までジオラマやレイアウトを多く見て思たんは、様々なタイプのレイアウトの製作において、感性だけでは一定レベルを維持するのは厳しいと言うこと 🤔
クリニックを聞いたりして、会場を後に。
他の鉄道模型メーカー各社の新製品は既報のものが多いので割愛しま。