KATOからNゲージのEF55が8月に発売されるとアナウンス。
意外感もあって注目度は高いみたいやね。
おまけに エエ値段。
EF58やEF65やらと異なり、必ずしも大活躍したわけではなく、個性が強い車体なんで、ワテ的には人気が高い車種とあまり思わんが。
しかも、先輪の処理が容易でないこともあって、今まではマイクロエースやワールド工芸がこっそりと模型化したのみ。
出尽くし感のあるNゲージ車両のなかで、KATOが発売に手をつけざるを得なかったのは、KATOの製品戦略に、ある意味、手詰まり感がありま(てか、この数年はずっとこんな状態)。
手の込んだことをしてんのは、売らんがためのストーリーを作出するために、KATOが EF55の特設サイトで語らしめていることやね。
確かに エエ値段 なわけは、特設サイトのストーリーから想起される開発コストや、昨今の物価高やろけど、特設サイトには、エエ値段 になった理由として明記してまへん。
特設サイトを読んで、エエ値段 になった理由に開発コストがかかったからと納得しているファンは多いようやけど、一知半解とちゃいまっか?特設サイトを読んだファンが勝手に解釈してるだけ。
マーケティングでよくやる手法やね。
いろんな解釈はあるやろけど、ワテ的には、もちろん物価高や開発コストがエエ値段の要因になったことは否定せんが、むしろ、カラバリや再生産もあまり見込めず初回ロットも販売数量が見込めんから、そのなかで採算を取るための結果として割高になったと思うけど。
さらに同時に発売される旧型客車7両セットもスエ以外はセット価格をあげるために付けている感がしま。
はやい話し、売上を無理に取りに行ってる感じ。
ただあまり露骨にすると、ファンもやがてKATOから離れていくやろ。
その行く先がKATOの中古品やったら、KATOが
昔のKATO に負けるという皮肉な結果を自らが招来することに。
現にその兆候が出てるんやけど。
団塊の世代の断捨離や相続発生により、16番の製品が中古市場に多く流れて来ており、Nゲージにも波及しつつある。
加えて新しいファンの流入は先細り。
KATOだけの問題ではないにしろ、コレクション主体のNゲージ鉄道模型に限界が見えて来てることは確かとワテは思うが。