世界一の”G” Blaberus giganteus | zojurasのブログ

という頭文字「G」の昆虫と云ったら、なんども喋っていたので、「アレ」だと思う人はいるかと思います。

 

殺し屋のカマキリや、家を齧る恐ろしいシロアリの親戚とされるアレです。

・・・・・・・という訳です。

Blaberus属は、森林に住んでいるので、普通のGのような不快な衛生害虫ではなく、ペットGとして人気がある種類です。

 

とはいえ、でっかいGなので、G嫌いな人には、恐怖以外の何者でもない?

オオメンガタブラベルスゴキブリ Blaberus giganteus

節足動物門 昆虫網 網翅目 ブラベルスゴキブリ科

中米~南米北部にかけて生息している世界最大級のゴキブリの一種で、大きなメスで翅の先までの体長が10cmにもなるとされ、日本最大種のヤエヤママダラゴキブリの大型サイズの約二倍にも及ぶ。胸部上の黒い模様が和名の名の由来になっており、学名ではラテン語で「骸骨」を意味し、「ドクロメンガタブラベルスゴキブリ」や、翅と身体の色合いから、「オニベッコウゴキブリ」とも呼ばれる。 

翅を含めた体長の長さでは12cmにもなる同じ南米産の「マンモスゴキブリ」の異名を持つナンベイオオチャバネゴキブリ Megaloblatta longipennis に、体の大きさと体重では35gにもなるオーストラリアに生息するヨロイモグラゴキブリ Macropanesthia rhinoceros と、30g近くになるマダガスカルに住むマダガスカルオオゴキブリ Gromphadorrhina laevigata には及ばないが、翅を持っている事では中者と後者より体長で凌ぎ、身体付きそのものでは前者よりも大きいので、平均的な意味では本種が世界最大ともいえる。

森林地帯で腐った植物や動物の死骸、果実や樹液など何でも食べ、掃除屋として重要な役目を果たしており、いわゆる害虫視されて嫌われている種類では無い。また、世界一のゴキブリとして、ペット昆虫として人気もある。

森林の朽ち木や、落葉して蓄積された堆積物の中に潜み、日本のオオゴキブリなどと同じように、幼虫は親である成虫と共に暮らす亜社会性の生態を持つ。